- 記事公開日 2016-12-11
- 最終更新日 2017-8-9
- 人間関係を良くする方法
- イライラ, イライラする人しない人
![イライラする人](https://kanawell.com/wp-content/uploads/2016/12/man-921004_1280-1024x682.jpg)
怒りという感情は時に人を傷つけます。
コミュニケーションにおける怒りというのは対立を生み出しますし、冷静な思考ができなくなってしまうこともあります。
その結果、双方の関係性が悪くなることもあるでしょう。
世の中にはすぐイライラする人とそう簡単にはイライラしない人がいます。
性格だから仕方がないと考える人もいるかもしれませんが、イライラする性格によって人から嫌われてしまうのはもったいないですよね。
ということで、今回はイライラする人とイライラしない人の特徴から違いを紹介していきます。
目次
イライラする人とイライラしない人の決定的な違い
イライラする人とイライラしない人の決定的な違いは、自分の気持ちを抑えることができるかどうか、自分以外の人を動かすことができないということを知っているかどうか、ということです。
すぐイライラする人は自分の思った通りにいかないことがあると、イライラしてしまうのです。
しかしながらイライラしない人は、どうにもならないことだと理解しているからこそイライラせずに済むというわけですね。
両者の特徴を詳しく見てみましょう。
イライラする人とイライラしない人の3つの違い
イライラする人の特徴としては思った通りにいかないことがあるとイライラします。
その思ったとおりというのは、物事、自分自身、人、の3パターンあります。
1.イライラする人は自分の思った通りに物事を進めたい
すぐにイライラする人というのは、自分の思ったとおりに物事を進めたいと思っています。
例えば、仕事の場面。
誰もがそれなりに責任ある仕事を任されたいと思うはずですし、実際に任されたら張り切ってやりたくなりますよね。
そしたら自分ですべて段取りをして進めていく計画を作ります。
例えば忘年会の幹事を任されたとしましょう。
やることは
予算決め→日程決め→場所決め→料理決め→告知→参加状況の把握→当日の段取り
というような形で進めていくでしょう。
しかしながら、複数人で幹事をやる場合にはそれらを話し合いながら決めていかなきゃいけないわけです。
イライラしやすい人というのは、そういう場面で自分の意見を押し通したがります。
リーダーシップがある人のように見えるのですが、実際には自分の思ったように物事を進めたいわけです。
だからこそ自分の思ったようにいかないとイライラしてしまいます。
- 自分の行きたい店にできなかった
- 自分のやりたい日程でできなかった
- 自分の食べたいメニューにできなかった
そういったことがイライラに繋がることがあるでしょう。
1.イライラしない人は自分の思い通りに物事が進まないことを知っている
イライラしない人というのは、すべてが自分の思い通りに動かせないことを知っています。
さらに人の意見に耳を傾けるということが、より良いアイディアの発想やよりスムーズに物事を進めることに繋がるということも知っています。
だからこそ柔軟に対応することができるというわけです。
自分の思っている通りに物事を進めたいという気持ちがないわけではありません。
忘年会とか新年会とかそういう幹事を任されることでやる気を出す人もいるでしょう。そういった会ではなく責任ある仕事を任された時だってやる気になる人の方が多いはずです。
でもそれをすべて自分の思った通りに進めることができるとは思っていないのです。
むしろ多くの人に意見をもらったりアドバイスをもらったり、信頼できる人に任せるということも大事なことですし、自分がやっていることがベストではないと常に疑っているのです。
つまり、自分の思ったとおりに進めることもできないとわかっていますし、自分の思っていることが正しいとも思っていないのです。
だから少し自分の考えていることから離れてもイライラすることはないということですね。
2.イライラする人は自分の思った通りに人を動かしたい
何か物事を1人でやる分には自分の思った通りに進めることができるので何もイライラしません。
それこそひとり暮らしが楽でストレスがないと感じるのはそういうことです。
そしてイライラしやすい人というのは物事だけではありません。実は人を自分の思った通りに動かしたいと考えています。
夫婦になって生活をしていたり、恋人と同棲を始めることで相手にイライラしてしまうのは、人を自分と同じように動かしたいからです。
- 自分と同じように生活してほしい
- 自分と同じように物を使ってほしい
- 自分と同じように料理を作って欲しい
今まで生活してきた環境や習慣が違っていたわけですから、相手は自分と全く同じような生活を送ることはできないのです。
それをわかっていても、相手に強要してしまうのがイライラしやすい人だということです。
2.イライラしない人は相手をコントロールできないことを知っている
イライラしない人というのは、自分以外の人をコントロールすることができないということを知っています。
つまり、同棲している人を完璧に自分と同じように変えることはできないとわかっているのです。
ほとんど掃除をしない人に毎日掃除しろって口をすっぱくして言っても、やらない人はやらないんですよ。
もちろんしぶしぶやることもあるかもしれません。でもやらない人を強制的に変えることはできないのです。
私が以前勤めていた職場で、ものすごく机の上が汚い人がいました。もう書類が積み重なっていて何がなんだかわからないような状況です。
その人は上司や先輩から何度も机の上を整理しろって叱られていました。
「すいません、すぐやります」って言ってやるんですが、ただ書類を重ねただけで根本的には変わっていないんです。
で、数日もすればまた元通りです。
つまり、どんなに周りが言ったとしても人を変えることはできません。コントロールできないのです。
だからこそ人を自分の思い通りに動かそうとする人は、いつまでもイライラします。
人を思い通りに動かすことができないと知っている人は、一切イライラしないということです。
親になってもそうですね。
すぐイライラする親は子どもを自分の思ったように育てようとしますから。
3.イライラする人は自分の思った通りに自分を動かしたい
そして最後は自分自身です。
イライラする人というのは、自分の思ったとおりに自分を動かしたいと思っています。
これは誰もがそうですよね。
自分の思った通りに動かす事ができなければイライラします。
利き手とは反対の手で食事をしたり、字を書いたりしようとするとうまくいかないですよね。
私は利き手を骨折した経験があるのでわかりますが、それだけでイライラするのです。
もちろんそういった物理的な問題だけではありません。
勉強もそうです。できない自分にイライラしてしまうのです。
周りができているのに自分だけができない問題があれば、イライラしてしまいます。
仕事もそうです。
周りはできていることが自分にはできないというだけでイライラしてしまいます。
そのまま自分を成長させようと努力することができればベストなのですが、イライラしやすい人というのは「自分には才能がない」とか「自分には向いていない」とかって自暴自棄になる傾向があるのです。
思ったとおりに自分を動かすことができないことでイライラしてしまうのです。
3.イライラしない人は自分に非があることを認める
イライラしない人というのは、自分の思ったとおりに自分自身を動かす事ができない時、自分が悪いことをよく理解しています。
- 自分の勉強が足りていない
- 自分の行動力が足りていない
- 自分の努力が足りていない
そんな風にできないのは自分のせいだと認識しています。
そしてそのできないことを努力してできるようになろうとするわけです。
イライラしやすい人というのは完璧主義で負けず嫌いだからこそ、実際にできないことがあるとショックを受けやすいのです。
でもイライラしない人というのはそこまで自分に期待をしていませんし、自分を完璧だとは思っていません。
だからこそ努力を重ねることができるというわけですね。
まとめ
いかがだったでしょうか?
イライラしやすい人というのは
・自分の思った通りに物事を進めたい
・自分の思った通りに人を動かしたい
・自分の思った通りに自分を動かしたい
そんな風に思っているわけです。
イライラしにくい人というのは
・自分の思った通りに物事は進まない
・自分の思った通りに人は動かせない
・自分の思った通りに自分を動かせるとは限らない
という風に思っているわけです。
もしあなたがイライラしやすいのであれば、3つの考え方を変えてみるといいでしょう。
他人にイライラしない方法をこちらでも解説しているので合わせて読んでみて下さい。
ということで、イライラする人としない人の3つの大きな違いについて…でした。