生活している中で、あなたはイライラする方だと自覚がありますか?
私は数年前まで様々なことにイライラする人間でした。
それこそ渋滞でイライラするのは当たり前ですし、満員電車でイライラすることも日常茶飯事です。
また、飲食店であまりに長い時間待たされるとイライラしていましたし、隣に座っている人たちの会話がうるさいだけでイライラすることもありました。
そんなイライラをぶつけることなく身体のなかに溜め込む生活をして、そのイライラを家族や大切な人にぶつけて傷つけてきたことが何度もありました。
そんな自分に嫌気が指して変わりたいと思い、イライラしないために様々な工夫と勉強を繰り返してきた結果、7つのことがわかりました。今回はイライラしない7つのコツを紹介していきます。
目次
1.イライラする原因をはっきりさせる
まず、あなた自身がイライラする原因をしっかり理解していますか?
もちろん様々なことでイライラすると思います。しかしながら、すべての人が同じことでイライラするわけではないのです。ですから、まずは自分のイライラするポイントと傾向を把握して、そういう状況に自分を置かないことを意識することは非常に大切です。
私は人が多いところに行くとイライラしやすいです。
特に私は人よりもパーソナルスペースが広く、(※パーソナルスペースとは、他人に近付かれると不快に感じる空間のこと)自分のまわりに人が多くいることにすごい強いストレスを感じるのです。
だからこそ人混みに自ら近づくことはほとんどありません。
こんな風に最も自分がイライラする原因があるのであれば、そこから自分が遠ざかるようにしましょう。
以下にはイライラに関する記事もありますので、この記事と合わせて読んでみて下さい。
もしあなたのイライラの原因が他人だったら以下の記事がおすすめです。
他人にイライラしない7つの絶対的な方法はこれ!
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2.他人を自分の思い通りに動かそうとしない
イライラしやすい傾向の人は、他人を自分の思い通りに動かそうとしていることがよくあります。
それこそ上司が部下を思い通りに動かそうとすることもあるでしょう。しっかりと上下関係と信頼関係ができていれば確かに思い通りに動かすことができるかもしれません。
しかしながら人にはそれぞれ違った考え方を持っています。当たり前のことですよね。当然、あなたの子どもであっても考えていることはあなたと違うのですから。
主婦が家の中をキレイにしていても、旦那が物を片付けてくれなくてイライラすることもあるでしょう。
また、若手の社員が休む旨をメールやLINEで送ってくることにイライラする上司もいるでしょうし、いちいち電話してこいって言う上司にイライラする若手社員もいるでしょう。
世の中には理不尽なことを言ってくる人もいますし、間違っていることでも平気で主張してくる人もいます。平気な顔して人に迷惑をかけている人もいます。
でも私達には、他人を変えることはできないのです。
他人を自分の都合よく変えることはできないので、他人にイライラして怒りをぶつけても変えることはできません。大事な事はイライラするような人と付き合わないことも大事ですし、あなた自身がイライラしないように変わるしかありません。
他人はあなたの都合に合わせて動くことはないのです。
3.変えられない事実は受け入れる
私たちがイライラする時は人間関係以外のことにもイライラしますよね。
満員電車、天気(雨や雪など)、道路渋滞、などなど。
こういった物事でイライラすることがあるはずです。でも、こういった自分で変えることができないことはどうにもできません。
満員電車であればいつもより1時間早く起きて乗ることで解消することもできるでしょう。
でも天気とか渋滞とかってどうにも変えられないですよね。他人を変えられないのと同じで、変えられない物事もあるわけです。そんな物事にイライラすると疲れてしまうだけなのです。
もう変えることができないことだと思うと、仕方がないと割り切れますよね。そういう思考を持つことができると普段からイライラしないで過ごすことができるようになります。
4.イライラしている人を客観的に見てみる
人が多くいるところに行けば、必ずどこかにイライラしている人というのはいます。イライラして店員に大きな声を出すお客さんとかもいますよね。
冷静にそういう人を見ていると、かわいそうに感じませんか?
それこそちょっとしたミスとかに高圧的に怒る人がいるじゃないですか。別にそこまで言わなくてもいいのにって思うことが何度もありましたね。
そういう人たちを客観的に見てしまうと「かわいそう」と思うことがあります。心が満たされていないんだな、心に余裕がないんだなって思います。そしてそういう人にはなりたくないという反面教師からイライラすることが極端に減りました。
何でも許すべきだというわけではありません。でもイライラすることで誰かが幸せになることは絶対にありません。
5.完璧主義やこだわりを捨てる
こだわりが強い人ほど、そのこだわりを無視されたり邪魔されたり壊されたりするとイライラしてしまいます。
私自身は几帳面でキレイ好きです。でも昔は完璧主義で潔癖症に近い性格でした。だからこそ部屋とか寝具を汚されることを極端に嫌いましたし、髪の毛一本落ちているだけでイライラすることもありました。
しかしながら物事を完璧にこなすということは無理です。
掃除をしながら髪の毛が落ちることだってあるわけですし、完璧を保つためには1日何度も掃除をしなければいけなくなってしまいますから。掃除に限らず完璧にこだわっているとイライラすることがたくさんあります。
仕事で常に完璧を目指していると、いつになっても上司に書類を届けることができなかったり、お客さんにプレゼンできなかったり、商品を世の中にリリースすることができなくなってしまいます。
完璧主義については以下の記事でも解説していますので、思い当たる方は読んでみて下さい。
完璧主義を治して自分らしく生きるための6つのこと
6.イライラしそうになったらストレスを解消して心と身体を落ち着かせる
イライラというのはストレスです。ストレスが溜まれば発散させたいと感じるのは当たり前です。
ストレスが限界まで溜まってしまうと、イライラしてしまい、あなたの大切な人を傷つけることもあるでしょう。最悪の場合は暴力を振るうこともあり得ます。人間はストレスによって豹変してしまいます。またお酒に溺れる人も多いですね。
大事な事はストレスを溜め込まないことです。ストレスを溜めずに適度に解消して心と身体を落ち着かせるわけです。何日も雨が続いてると子どもたちが外で遊びたくて室内で暴れるのと同じなのです。
ですから定期的なストレス発散が大事です。
読書、運動、カラオケ、映画、漫画、ゲーム、飲み会、食事、など様々なストレスの発散方法があります。また心と身体を落ち着かせるためには深呼吸やストレッチ、入浴などが効果的ですね。
私は運動を心がけていますし、落ち着きたいと感じる時は近くの銭湯や温泉などに行ってリラックスするようにしています。もちろん自宅のお風呂でも十分リラックスできるでしょう。
7.イライラすることを悪いことと思わない
おそらくこの記事をここまで読んでくれたあなたは、イライラして人を傷つけてしまったとか、恥ずかしい思いをしたことがあるとか、そういう思いを抱えていて、少しでもイライラしない自分になりたいと思っているはずです。
しかしながらイライラすることは決して悪いことではありません。
イライラするということは、何らかのサインです。自分が嫌いなことを見極めるサインでもありますよね。それこそ数学の勉強をしているとイライラしてくる人は理数系ではない可能性が高いです。その逆も同じで、国語の勉強にイライラする人というのは文系ではないかもしれません。
また満員電車にイライラするのであれば、嫌いだからこそ満員電車に乗らなくても済む仕事をすればいいわけですよね。また、イライラすることがあるから、そのイライラを解消することができる商品とかサービスを作ることができれば起業することができるかもしれません。
つまり、イライラするということはすべてが悪いわけではないのです。
イライラすることからわかることもあるということです。
イライラを悪いことだと思ってしまうと、自分自身を責めてしまうこともあるでしょう。そうすると自分自身に対してイライラしてしまう可能性があり、自分を嫌いになってしまいます。自分を嫌いなままでは人生を楽しく生きることは難しいのです。
「またイライラしちゃった」って落ち込む必要はありません。
イライラすることに後ろめたさを感じすぎないようにしましょう。
合わせて読んでみて下さい
以下の記事ではイライラする人とイライラしない人の違いを解説していますので、合わせて読んでみて下さい。
イライラする人としない人の3つの大きな違いについて
まとめ
イライラしないためのコツとして7つ紹介しました。
- イライラする原因をはっきりさせる
- 他人を自分の思い通りに動かそうとしない
- 変えられない事実は受け入れる
- イライラしている人を客観的に見てみる
- 完璧主義やこだわりを捨てる
- イライラしそうになったらストレスを解消して心と身体を落ち着かせる
- イライラすることを悪いことと思わない
特に重要なポイントになってくるのは、「他人を変えることはできない」ことと「変えられない事実は受け入れる」というポイントです。
誰もが自分中心に考えてしまうわけですが、他人を自分の都合よく動かすこともできないですし、動いてくれることもありません。そのことがわかっているだけでもイライラしにくくなるでしょう。
ということで、他人や物事にイライラしないための7つのコツとは?…でした。