- 記事公開日 2015-3-15
- 最終更新日 2017-4-13
- 人間関係を良くする方法
- 人付き合い, 克服, 苦手
私ははっきり言って、人付き合いが苦手です。そして意外にもそう感じている人って実は多いんですよね。
初めて会う人とでも仲良くなれて、会社の上司や同僚とすぐに打ち解けてしまう人たちに「すごいなあ~」と感じることは多々あります。小さい頃は誰とでも話すことができたのに、なぜ大人になってから苦手になってしまったのか?そして、どうすれば人付き合い苦手を克服することができるのか?を考えてみました。
子どもの時
子どもの時は人見知りをすることが少ない子どもだったそうです。どちらかというと、ニコニコしていたので話しかけてもらえる子どもでした。そして、人と話すことに対して全く苦痛に感じることも、緊張することもありませんでした。割りと普通に友達もいたので、人生を楽しんでいたかと思います。
親との関係
小学生の時から両親共働きで、いわゆる鍵っ子でした。常に自分で家の鍵を開けて、家に入り、留守番しているのが当たり前です。小学校高学年になると、家に帰ってきてランドセルを置いて友達の家に遊びに行き、夕方帰ってきてまた鍵を使って開ける生活が続いていました。そのくらいから親とはほとんど話をしなくなっていました。
そして中学生になると、小学生の時以上に「勉強しろ」と言われました。何のために勉強するのかわかっていなかったのですが、勉強することで良い高校、良い大学、良い会社に入れるんだからと言われていたわけです。
とても厳しい親だったので、反発することもなかったですし、そもそもほとんど会話がありませんでした。顔を合わせれば、勉強の話をされるか、父親の昔の自慢や会社での自慢などをひたすら言われていて、いつのまにか「こいつめんどくせぇ」って思うようになったわけです。
おそらく私の人付き合い苦手はここが発信です。
高校での人間関係
高校は選択を間違えたのかなと思ったことが何度もあったんですよね・・・。
というのも、私立高校に入学したのですが、そこは中高一貫校だったわけです。私は高校から入学したのですが、6クラス中4クラスくらいの人間が中学から上がってきた人たちだったわけです。
これ、どういう状況かわかる人いたらすっごく嬉しいw
要するに、入学式のクラス発表の時点で、完全アウェイなんですよ。キャーキャーワーワー言っている集団があっちこっちにいっぱいいるんです。で、俺はもちろん一人です。そしてクラスに行けば、7割くらいはキャーキャーワーワー。3割は黙って席に座ってるwそうするしかないんですよね?
ここでキャーキャーワーワーしているところに行けるメンタルの強さがある人は、間違いなくどんなところに行ってもやっていけますよね。でも、行けなかった俺は、おとなしくしているしかなかったわけです。そうすると、怖いもの知らずな感じで大人数で話しかけてくる集団が表れるんですよね。人って集団になると強気になるのが普通のことですからね。
この出来事が、「人付き合いってめんどくせー」って思ったきっかけです。
その後、高校生活は決して楽しいわけでもなく終わっていきました。正直学校に行きたくなくなることもあったんですが、親が厳しかったこともあって、とりあえず行っていました。クラスの連中と付き合うのも面倒くさかったので、昼休みは毎日図書室で寝てました。
大学入学当初の心情
もちろんそんな調子で入った大学ですから、出来る限り人付き合いをしたくないと思っていました。気心が知れていて一緒にいても疲れない仲間と毎日一緒にいれればいいのにって思っていました。
だから、新しく人間関係を築こうとしなかったんですよね。「あいつとは仲良くなれなそう」とか「あいつらは無理」とかって勝手にイメージをつけては人間関係を遮断していました。
だから、大学も全く楽しくありませんでした。何度も顔を合わせることで仲良くなることができた人もいましたが、根本的には何も変わっていなかったわけです。出来る限り人と付き合わないで生きていく方法があればいいのにって思っていました。
社会人になってから
大学も卒業し、社会人として働き始めました。結局文系に進学してしまったため営業の仕事くらいしかなかったのと、周りの就活に流されて何の目的もなく社会人になってしまいました。
もちろん、人付き合いが苦手であり、人間関係を構築するのも苦手、会話するのも苦手なコミュ障だったので、営業の仕事なんて全くできなかったわけですよwしかも飛び込み営業です。私からすれば地獄でした。
そして、4ヶ月で会社を辞めました。そのまま頑張ればなんとかできるようになったのかもしれませんが、先に精神が崩壊してしまって会社に行くことができなくなってしまったんです。
原因は恐怖だった
こうして振り返ると私が、人付き合い、人間関係、コミュニケーションに苦手意識を持っていた原因は、「恐怖」でした。何か言ったら怒られるんじゃないか、批判されるんじゃないか、バカにされるんじゃないか、そんな恐怖が常にあったんです。だからどんどん人から離れていくことで、自分のことを守るようになっていきました。
会社に入社してからは、飛び込み営業が怖くてできなかったこと、そして会社に戻ってから上司に何件回ってきたかを報告するのも怖くなってしまって精神崩壊したんですよね。
それ以降本当に人と付き合うのは嫌だったんです。しかしながら人付き合いができない自分に劣等感を感じていたのですが、気付いた時には、自分がわざわざ社会に合わせる必要もないと感じるようになりました。
そこから人付き合いが苦手だと思わなくなったわけです。
人付き合い苦手を克服する方法
あなたがもし、人間関係とかコミュニケーションとか、人付き合いにとか、人と話すのが苦手だとしても、それは悪いことではありません。人付き合いができる人というのは、会社組織において出世しやすいでしょう。しかしながら、人付き合いをしたくない人はしなくても別に問題ないわけです。
それこそ与えられた仕事をしっかりやり遂げることができているのであれば、定時に上がることも問題ありませんよね。つまり、人付き合いを克服する方法は、人付き合いをしなきゃいけないことだと思わなくて大丈夫だということです。
付き合いたい人、話がしたい人とだけ付き合っていくことができれば、十分幸せな人生を送ることができるようになるんです。わざわざ会社の上司に従って生きていかなきゃいけないルールはありません。
私はそういった付き合いをしなくても良いんだって思ってから、会社の飲み会にはほとんど参加しなくなりました。そして自分が一緒に過ごしたいと思える人とだけ付き合うような人生を送るようになりました。
まとめ
結論としては、無理に付き合いたくない人と付き合う必要はないということです。あなたが誰かにどう思われようと関係ありません。あなたの人生はあなたのものですから、人にどう思われるかを気にして生きていく必要はないんです。
人にどう思われるかより、自分がどう思うのかということを大切にしていきましょう。
家族を大切にするのも良し、会社や仕事を大切にするのも良し、仲間を大切にするのも良し、です。
ということで、人付き合い苦手という病気は治るのか?…でした。