- 記事公開日 2017-11-6
- 最終更新日 2017-11-6
- 自分の性格を変える方法
- 心理, 性格, 活かすコツ, 負けず嫌い
他人にも自分にも負けたくないという、負けず嫌いな性格にはどんな心理が隠されているのでしょうか?
私もかなりの負けず嫌いだったのですが、負けず嫌いな性格のおかげで良いことも悪いことも経験してきました。
負けず嫌いな性格は上手に使えると、人生で良い影響をもたらすことができます。
ぜひ最後まで読んでみて下さい。
目次
負けず嫌いな性格の心理とは
他人よりも優れていたい
負けず嫌いな性格の方はとにかく他人よりも優れていたいという思いが強くあります。
勉強であれば、友達より成績を高くしたいと思います。
スポーツであれば、友達やライバルに勝ちたいと思います。
仕事であれば、同僚よりも収入を増やしたいと思います。
そうやってあらゆる物事を他人と比較して常に優れていたいと思っているんですね。
負けず嫌いな性格の人たちは誰もがそういったことを追いかけている、ということです。
他人よりも優れている自分になれることが、喜びだということです。
自分の未熟さを受け入れるのが苦手
負けず嫌いな人というのは、他人に勝つことによって自分を受け入れることができます。
つまり、他人に勝つ自分こそが最高の自分、という基準が出来上がっているんですね。だからこそ、できない自分や他人に負ける自分を受け入れることがすごく苦手なのです。
他人に負ける自分を許したり受け入れることができないからこそ負けたくないのです。できない自分を認めたくないんです。言い換えると自信がないからこそ負けないために努力する方が多いとも言えます。
負けることが恥ずかしい、かっこ悪いと思っている
負けず嫌いな性格のほとんどの方が、
「負けることは恥ずかしい」「負けることはかっこ悪い」という感情を持っています。
つまり他人に負けること自体が良くないことだと思っているんですね。負けたくないという心理の時ほど、負けることは許されることではないと考えている、ということです。
実際は負けることで得られることもたくさんありますし、失敗することで得られることもたくさんあります。でも負けず嫌いな性格のほとんどの方が負けること=良くないことだと勘違いしているということです。
失敗したくないと思っている
負けず嫌いな性格の方は負けることだけはなく、失敗することも恐れている傾向があります。
実際誰もが負けるかもしれない相手との勝負は嫌がります。そりゃそうですよね。自ら負けに行くようなものですから。
それと同じような心理状態で、できるかどうかわからないことに挑戦することもしたくないんです。できなかった時の損失が大きいと考えるからですね。
本来私たちはたくさんの失敗をして成長していく生き物です。失敗からの方がたくさん学べるんです。でも、失敗したくないという心理が強いと挑戦しなくなる、という行動を取ることもある、ということです。
失敗したくないから努力する、負けたくないから努力する、という思考が身につくと負けず嫌いを上手に活用することができます。
負けず嫌いでも生きやすくするコツ
では負けず嫌いな性格を活かしてより生きやすくするコツについて紹介していきます。
負けちゃいけないというルールをなくす
まずは他人に負けちゃいけないというルールをなくすようにしましょう。
何でもかんでも他人と比べて生きてしまうと、とにかく疲れてしまいます。私たちは基本的には万能ではありませんから、すべてにおいて勝つことはできないんですね。
何でもかんでも人に勝ちたいと思って努力してしまうと、結局得意なことがない器用貧乏に陥ってしまうのです。何でもある程度できるけど、どこか自分に自信を持つことができる特技がなくなってしまうのです。
また他人との比較に目を向けすぎてしまって、自分の成長に気付くことができていないと生きていくのがしんどくなります。
例えば、勉強。テストの成績でライバルに勝つことばかりに意識が向きすぎている場合ですね。ライバルに勝つことに意識が集中しているので、何回やっても勝てないと落ち込んでしまう人も多いと思います。
でも、ライバルに成績で勝つことができていなかったとしても、勝つために努力したおかげで自分の成績が上がっているんです。その自分自身の成長に気付くことができるかどうかってすごく重要です。
つまり、他人との比較に意識を向けすぎず、きちんと自分に意識を向けることが大事だということです。勝つことがすべてだと考えているとその成長に気付くことができなくて辛くなりますから。
負けちゃいけないと思い込むのは辞めて、もっと自分を見つめましょう。
他人の自慢を受け流し、自分に勝つ
負けず嫌いな性格の人に共通するのが、他人の自慢に反応してしまう、ということですよね。
基本的に負けず嫌いな人は他人に自慢をしたがります。そしてその自慢を聞いて反応してしまうのも負けず嫌いな人なのです。
だからこそ他人の自慢をどれだけ聞き流すことができるか?というのが、うまく生きていくためのコツです。
スマートフォンの普及、インターネットの普及によりSNSが発達して、世の中にはあらゆる自慢で溢れています。Twitter、Facebook、Instagram、など自慢であふれています。
そういったSNSを見て「うらやましい」と思うことは全く悪いことではありません。でも「私だって負けたくない」という理由だけで似たような投稿を増やしていてもあなたが幸せになれることはほとんどないでしょう。
なぜならそれは他人にどう思われるかを気にして生きているからです。他人にどう思われるかなんて気にする必要ありません。それよりも大事なことは自分がどう思うか?ですから。
他人の自慢を受け流し、自分は何ができるようになりたいのかを把握し、自分に負けないために努力することが1番大事なことです。負けず嫌いを他人との比較ではなく、今の自分と未来の自分を比較しましょう。
そして未来の自分になるために今できることを努力するのです。
失敗から多くを学んで次に活かす
私達人間はあらゆる失敗から多くのことを学びます。
自転車には何度も転んで失敗して乗れるようになります。逆上がりも何度も失敗しながら成功できるようになります。
勉強だってそうです。ケアレスミスをして見直すことの重要性を学んだはずです。そして問題を間違えるから理解を深めることもできたはずです。
私たちはたくさんの失敗からあらゆることができるようになり、上達していくんです。
だからこそ失敗しちゃいけない、負けちゃいけないという思いを強く持ちすぎて行動できなくなってしまったら、もったいないんですよね。むしろどんどん失敗するべきだし、どんどん負けるべきなんですから。
スポーツも同じです。負けた時に初めて自分の課題がわかり、何を練習すればいいのかが明確になりますから。
どんどん失敗しましょう。
負けず嫌いは上手に使えば大きな成功を呼ぶ
負けず嫌いな性格は、上手に活用することができれば必ず大きな成功を掴むことができます。
プロのアスリートたちは誰もが負けず嫌いで、勝つために努力を惜しむことがありません。だからこそプロの世界で活躍することができるのでしょう。
そう、負けず嫌いな方たちは、総じて努力家なんです。
その努力家な性格をいかに引き出してあげられるかが大事だということです。負けることを恐れたり失敗することを恐れていたりすると、努力することができなくなってしまいますからね。
「とにかく挑戦してみて、負けてしまったらまた努力して、そしてまた挑戦してみる」
挑戦と努力の繰り返しなんですね。それができるようになれば、負けず嫌いな性格を最大限活用することができるようになるでしょう。
まずは意識を変えて行動を変えてみましょう。