- 記事公開日 2017-10-19
- 最終更新日 2017-10-19
- 人間関係を良くする方法
- 上から目線, 人, 対処方法, 心理
上から目線な人っていますよね。私は上から目線な人はすごく嫌いです。
それこそ年齢が同じくらいの人でも、上から目線で話してくる人はたくさんいるでしょう。
そんな上から目線の人の心理、そして上手にイライラせずに付き合っていく方法を紹介します。
ぜひ参考にしてみて下さい。
目次
上から目線の人の心理
では、まず上から目線の人の心理について紹介していきます。
人にバカにされたくない
まず上から目線で話をしてくる人の最大の特徴が、「人にバカにされたくない」という心理です。
誰もが人にバカにされたりいじめられたりすることを嫌いますよね。
だからこそ、ある程度自分の実績とか実力とか年齢というステータスを使って上から目線で話すことによって、相手にいじめられないようにするのです。
実際自分の弱さをさらけ出すことは、心の強い人がやることです。逆に心が弱い、自分に自信がない人ほど他人から何かを言われることが怖いのです。だから上から目線で自分の立ち位置を確保しようとします。
自分を強く、賢く見せたい
また上から目線で話をする人ほど、自分を強く見せたい、賢く見せたい、大きく見せたいと思っている場合があります。
それこそ男性であれば、相手が知らないことを上から目線で話してドヤ顔になる人も多いです。私は基本的にはそういうドヤ顔する人が嫌いですが、そういう人は相手に自分の知識レベルの高さを見せつけたいのです。
あらゆる場面で他人に上から目線で命令したり指示したり話をしたりする人たちは、「自分はあなたよりも優れている」ということを見せつけたい、ということですね。
自分に従わせたい
また上から目線の人は、相手をわざと褒めることもあります。
「お。えらいね」とか「さすがだね」とか、「頑張ったね」とか。もちろん無意識に言っている場合もあるでしょう。
しかしながら、そうやって褒める心理の裏側には相手を従わせようとする魂胆があります。つまり、相手を褒めて手のひらで転がすようなイメージですね。
また逆にあえてキツく叱って自分に絶対服従的な関係を作ろうとする人もいるでしょう。
とにかく上から目線な人は、その相手を自分に従わせたいと思っているのです。
褒めてもらいたい
上から目線で物を言う人の特徴は、基本的に上から目線で育てられてきた経緯があります。だからこそ、人に褒めてもらいたい欲求を持っている可能性があるのです。
時々自分の知識をひけらかすかのように、上から目線で話す人っていますよね。彼らは「すごいね」とか「物知りだね」みたいなことを言われたいからこそ、自分の知識をひけらかしているのです。
つまり相手にヨイショしてもらいたいがために、上から目線で物を言う、というわけですね。
認めてもらいたい
褒めてもらいという心理と同じですが、認めてもらいたいという心理を持っている場合もあります。
子ども時代に親にあまり認めてもらえなかった子どもは、大人になってからも人に認めてもらいたいと思っているんです。
他人に上から目線で接してしまうのは、そういう理由があるのです。
上から目線の人の対処方法
では上から目線の人の対処方法について解説していきます。
褒められようとしない
まず大事なことは褒められようとしないことです。
上から目線の人に褒められようとするということは、その人の上から目線を受け入れることになります。
あなたが褒められようとしてあらゆる行動を続けてしまうと、相手もあなたのことをさらに見下すことになるでしょう。
なので、褒められるために行動するのではなく、あなたが本心でやりたいと思ったことをやるようにしましょう。言われたからやるのではなく、やりたいからやるということです。
他人のためにやりたいと思うのもいいですし、自分のためにやりたいと思うのもいいでしょう。
感謝されなかったとしてもイライラしない
また、他人のために良かれと思ってやっても、上から目線な人というのは感謝してくれない傾向があります。
「ありがとう」という言葉を言うのがすごく苦手だということですね。
つい私たちは「ありがとう」という言葉を待ってしまいがちです。言われたいから行動しているわけじゃないけど、言われなかったら切ない気持ちになるのです。
でも、上から目線の人たちはどこか偉そうでやって当たり前だと思っていることがあります。
私は職場のみなさんのために仕事を頑張っていたことがあります。誰もがキレイに使えるようにと思ってやっていたことがありました。そのことに気付いて「ありがとうございます」と素直に言ってくれる人もたくさんいます。でも、自分のことを偉いと思っている人たちは、そんなこと一切言いません。やって当たり前だと思っているのでしょう。
上から目線で物を言ってくる人たちは、感謝することが苦手なのです。そういう人たちなのです。だからこそ、感謝されなかったとしても、イライラするのは辞めましょう。どんなにイライラしてもあなたには相手を変えることはできません。
あなたが何も感じずにスルーする力を持つことができれば、あなたは楽に生きることができます。
相手に貢献できていると自分で思う
私達が上から目線で言ってくる人たちと上手に付き合っていくためには、相手に褒めてもらうことを目的とした行動をしないことです。そして相手に貢献したいと思った時に行動するのです。
上司に「この書類を明日までに作れ」と言われたとします。その時に上司に褒められるために書類を作ろうと考えるのではなく、上司のために書類を作ろうと考えるのです。褒められるためではなく、純粋に上司のために行動するのです。ほとんど変わらないと感じるかもしれませんが、全く違います。心境が全然違うんですね。
褒められたい、認められたい、そういう理由で行動するから疲れるんです。でも、自分がやりたいと思ったことを行動するのは疲れないですから。
相手に貢献したいと思うこと、そして自分の行動は相手の役に立っている、そういう思いがあればあなたはもっと楽に生きることができるでしょう。
もしも他人からの指示や命令を断れないと思っているのであれば、それは相手の評価を落としたくないという心理が働いている証拠です。他人の評価を気にしている時点で、相手を上に見ているのです。上司と部下であったとしても、根本的には同じ人間です。他人の評価を怖がる必要はないのです。
他人の評価を気にしていれば、常に上から目線の人の言動に怯えながら生きていくことになりますからね。
相手のためにやりたいと思うこと、貢献したいと思うことを行動し、そしてその行動には大きな意味があると自分で思うようにしましょう。
まとめ
上から目線で意見を言う人の心理、そして対処方法について解説してきました。
私は上から目線の人の心理がずっと信じられませんでした。そして大嫌いでした。
でもよく考えてみると、あらゆる心理があるんです。ただ偉そうにしているわけではなく、相手にバカにされたくないという心理が働いているんですね。
私たちは自分を強く見せたり大きく見せたり賢く見せたりする必要なんてありません。そんな見栄を張ってもすぐに見破られてしまいますから。
それよりも大事なことは、他人のために貢献したいと思って行動することの方がよっぽどかっこいいです。人の評価を気にして生きるよりも、自分がやりたいと思ったことを貫きましょう。その方が人からの評価は自然と上がりますからね。