生きるのがつらい、そう思ったことがある人は現代社会ではどんどん増えていることでしょう。特に若者に多いと感じています。私自身も大学生の時、社会人、ニート・フリーター時代、すべての期間で生きるのが辛いと思ってきました。
そして、一度そう思い始めてしまうと、ずーっとそのことばかりが頭から離れなくなってしまうんですよね。生きるのってなんでこんなに辛いんだろうって思うのです。
でも今はそれなりに楽しい毎日を送ることができるようになっています。そのような思いを持つことができた方法を解説していきます。
目次
生きるのがつらいと感じる理由
そもそもですが、なぜ生きるのが辛いと感じるのか?そこをまず理解しておくべきですね。
私自身が辛いなあと感じてた時は、お金・仕事・人間関係・恋愛の4つが全くうまくいってなかったことが大きな原因でした。
ニート・フリーターの期間は、お金と仕事、人間関係、恋愛すべてが本当にうまくいっていなかったので、毎日生きるのが本当に辛かったです。毎日のようにくる精神的な辛さから逃げ出したくなる時もありましたし、何のために生きているのかわからなくて、無気力になることもありました。
これからずーっと生きていかなきゃいけないのに、生きることって本当にハードだと思いました。毎日が不安で眠れなくなて、無理やりお酒を飲むこともありましたし、楽しいわけでもないけど、ひたすらゲームすることもありました。
生きるのがつらくなった時に考えること
そんな状態だったのが今からちょうど4年前です。
元ニートの私でも、今はそれなりに楽しく生きることができているのです。お金・仕事・人間関係に悩み、辛い思いをしてきましたが、何とかやってこれたのは、考え方を改めることができたからでしょう。
その考え方をあなた自身が取り入れて、少しでも生きることに希望を持つことができたらと思います。
生きるのがつらなったら我慢せずに休む
とりあえず、生きることに疲れて辛くなったら休みましょう。
会社に行き続けてストレスと疲れがたまり続ければ、誰でも辛くなります。そんな時はちゃんと休むことが必要なんです。身体も疲れていて心も疲れている状態が続けば、誰もがやっぱり鬱っぽくなります。
しかも休めるようになるまで、後何十年と働き続けなきゃいけないと思ってしまうと気が遠くなってしまいますよね。人間誰でも休憩は必要ですし、無理することないんです。
真面目に頑張っている人ほどそうなりやすいんですよね。私も自分で言うのはおかしいですが、かなり真面目な人間でした。だからこそ、毎日同僚よりも早く会社に行って勉強することもありましたし、仕事後もできるだけ休まずに本を読んで学ぶようにしていたのです。
とにかく同僚に負けたくないって気持ちと正社員だから頑張らなきゃっていう思いが強くなって頑張っていたのです。しかしながら、その反動として心身ともに疲れてしまって会社に行けなくなってしまいました。
本当は行かなきゃいけないと思っていても、行こうとすると吐き気を催すこともありました。そして結果的に上司から辞めた方がいいと言われて、辞めたというわけです。
結局、辞めることになってしまってひどく後悔しました。そのせいでニートになったわけですから。
つまり、もっと早くに自分の身体や心をしっかり休ませてあげれば、辞めなくても済んだのかもしれないということです。疲れたと感じる時に無理をしないで休む勇気が大事です。
辛いと思うのであれば、しっかり休みましょう。
◯◯じゃなきゃいけないという自分のルールを変える
◯◯じゃなきゃいけないというルールは、ほとんどの人が持っています。
もちろんマナーやモラル、法律などは守らなきゃいけないと思いますよね。信号が赤ならば止まらなきゃいけないと分かっているはずです。
そのようなルールというのは、地域、家族、個人にもありますよね。地域にはゴミを出すのにルールもあるはずですし、家族であれば、門限などのルールもあるでしょう。
そして個人であれば、自分自身だけのルールを作っているのです。
私の大きなルールには、「親の期待に背いてはいけない」という大きなルールがありました。常に親の期待に答え続けなければいけないと思って勉強やスポーツなどに取り組んできました。
私の意見に聞く耳を持たず、期待に背けば叱られることが当たり前だったので、自分のやりたいことに挑戦することもありませんでした。
親の期待することは、良い大学に行って良い会社・もしくは公務員になること。
その期待に背かないために必死にやってきたのでした。大学も親が納得するレベルに入学することができ、就活も散々悩みながらもそこそこ大きな会社から内定を貰うことができました。
それからも親に認めてもらうために勉強しなきゃいけないと思っていました。それだけが親に認めてもらえる唯一の方法だと考えていたのです。でも、上に書いているように頑張りすぎてしまって心身ともに疲弊して会社を辞めてしまいました。
それからは、辞めてはいけないというルールを破ってしまったこと、早く就職しなきゃいけないというルールが出てきたこと、親の期待に背いてしまったこと、などを考えるようになり、どんどん生きているのが辛くなったわけです。
なんで生きるだけでこんなに辛いのか?と考える日々でした。
しかしながら今は全くそう思わなくなったのは、自分の中にある「◯◯しなきゃいけない」「◯◯しちゃいけない」というルールを変えたからです。具体的には、「◯◯しなきゃいけない」を「◯◯してもいい」というルールに変えたのです。
「親の期待に背いてはいけない」
↓
「期待に背くことがあってもいい」
「やりたいことを仕事にしてはいけない」
↓
「やりたいことを仕事にしてもいい」
「早く就職しなきゃいけない」
↓
「収入があるなら就職しなくてもいい」
このようにルールを変えてきたのです。それ以外にも「うまく人と付き合えなくてもいい」とか、「人見知りでもいい」とかって思うようになったことで、生きることがずいぶん楽になりました。
結局真面目な方ほど生きることに辛さを感じます。それこそ、完璧主義の人ほどそういう思いが強くなっていくんですよね。
私は明らかに完璧主義であり真面目な人間です。しかしながら、そうやってルールを変えていくことで人生を楽しむゆとりが生まれるようになったというわけです。
このルールを変える方法は3ステップでできてしまいます。
- 「しなきゃいけない、してはいけない」と思っていることを書き出す
- なんでそう思っているのかをわかる範囲で書きだす
- 自分を苦しめているルールを「◯◯してもいい」というルールに書き換える
たったこれだけです。その紙を普段から見える場所に貼っておくといいでしょう。
やりたいことをやってもいいと思う
生きることが辛いと感じる原因には仕事がありませんか?
生きていくためにはお金が必要ですから、どうしても働かなければいけないのが現実です。
つまり「生きる=働く」という図式が成り立ち、やがて「生きるために働く」はずが、「働くために生きる」に変わってきてしまうのです。働くために生きるのは、働くことがよっぽど好きでなければ楽しいなんて思うことはできないわけです。
私は会社を辞めた時から、働くということに対してネガティブなイメージしか残っていなかったのです。
やりたいことを仕事にすることができるのは、一握りの人間だけで、やりたくない仕事をやらなきゃいけない、上司には怒られる、時間を奪われる、下げなくてもいい頭を下げなきゃいけない・・・
結局、我慢をすることが働くことだと思ったら、本当に生きることが辛くなったんです。だって我慢するために生きなければいけないわけですから。
もしかしたら、今この記事を読んでいるあなたも同じように感じているのかもしれません。
であれば、好きなことで働くことを意識することが大事です。私達は好きなことをしてお金を稼いでもいいのです。働くことに我慢ばかりする必要はないということです。
私は会社員を辞め、ニートになり、フリーターになり、契約社員になり、今フリーランスをしています。フリーランスになった理由は、雇われる立場になりたくないからです。
とにかく好きなことを毎日していたい、そのために会社員という働き方を辞めたのです。
つまり、自分のライフスタイルに合わせて働き方を選ぶこともできますし、好きなことをそのまま仕事にすることだって可能です。ほとんどの人はそんなの無理だって言うんですけどね。
でも、大事なことは「できるかどうか」で選ぶのではなく、「やりたいかどうか」で選ぶべきなんです。やりたいことを選ぶから、人生楽しくなるわけです。
私もフリーになるまでは、ずっと「できるかどうか」で仕事を選んできました。だから正直フリーになりたいと思ったけど、なれないと思ってたんです。でもフリーになりたいという思いを優先したら、なるために何をすればいいのかを考えるようになったというわけですね。
もしあなたがやりたいことがわからないと悩んでいるのであれば、こちらの記事「自分がわからないと悩む人でもやりたいことを見つける方法」を読んでみて下さい。
人と比較することを辞める
生きることに辛さを感じている時ほど、幸せそうにしている人を羨ましく感じますよね。羨ましいというか、妬ましいというかそういう気分になりますよね。
私がフリーターで必死に生きている時、楽しそうにしている正社員の友達が羨ましくて劣等感を感じて本当に苦しかったのを覚えています。なんで自分だけそんなに苦しいんだろうって思っていました。
逆に、自分よりも苦労している人とか自分よりも辛い仕事をしている人や、自分よりも年収が低い人を見ているとなんだか気が楽になる人も多いのではないでしょうか?
そうやって人と比較して一喜一憂するのが競争社会で生きている日本人の悪いクセなんですよね。学校教育では、成績で順番を付けることもありますし、偏差値というものがありますし、まだまだ学歴社会です。
つまり、気づかないうちに他人と比べてきたということです。それを意識的に辞めるようにしましょう。他の人が幸せそうにしているのを意識的に見ないということです。人と比べている時間があるなら、とにかく自分としっかり向き合った方がいいのです。
私は、他人と比較することを辞めたことによって心に余裕ができました。
人と比較するのを辞める方法
そもそもですが、人生の幸福度を比べること自体が間違っています。
お金持ちになることで幸せに感じる人もいれば、収入が少なくても好きな仕事をしていて幸せを感じる人もいますし、家族と一緒に過ごすことで幸せを感じる人もいるのです。つまり、価値観の違いだからこそ、友達の方が年収が多いから自分は友達よりも不幸だと思う必要はないのです。
アルバイトとかフリーターという立場で肩身の狭い思いとか、劣等感を持ったこともありました。でも、フリーターだからこそ自分のスケジュールを自分で決める事もできましたし、本を読むなどの学びの時間も増やすことができるようになり、それはそれで自分の人生も充実していて幸せかなと思えるようになったのです。
そうして少しずつ自分の人生を誰かと比較することを辞め、生きることが辛くて本当に苦しかった気持ちから、自分の人生は自分のものだと思えるようになり、心が楽になったのです。つまり、他人と比べることで幸福度を決めるのではなく、自分が幸せかどうかで幸福度を決めればいいのです。
逆にあの人よりも自分の人生の方が幸せだって勝手に決めて、優越感に浸るために頑張っても長続きしません。だってあなたが他人の幸福度を図ることはできないからです。つまり比較することは本来不可能だということです。
今からあなたが他人と比較することを辞めるためには、そのことを知るだけでいいのです。私もいまだに人と比較してしまう気持ちがあります。自分の方が優れているとか劣っているとか考えてしまうんです。でも、そう思った時には、いつも自分に投げかけます。「比較すること自体が不可能であり、それは自分が勝手に決めているだけだ」と。
他人に振り回される人生を辞めて、自分の人生を生きるようにしましょう。自分の気持ちが1番大事なのです。
生きることを楽しむ決断をする
私は上に書いてきたように、自分の人生を変えるために考え方を変えてきました。
自分のルールを変え、やりたいことをやると決め、他人と比べるのを辞めたのです。ここまで変えることができたのは、「生きることを楽しもう!」と決断したからなんです。
生きることが辛くて希望もありませんでした。生きること=我慢することだったのです。でも、生きることを楽しむ決断ができるようになった時、人生に対して考え方が変わったのでした。
これは、まず、あなたが口に出して言うべきです。黙読だけしても意味がありません。声に出して、「人生を楽しむ」と言い切ってみて下さい。何かスッキリして希望が湧いてくるはずです。あともう少しだけ頑張ってみようかなって思えるようになるはずです。
どんな人生だったら楽しいのかを考える
そして、次に自分の人生をイメージしましょう。どんな人生、どんな毎日だったら楽しい人生になりそうですか?
急に言われても分からないのであれば、自分の人生の終わりから想像してみて下さい。
例えば、あなたが亡くなった後、自分の葬式を上から霊になったつもりで見ていることを想像して下さい。そうすると、あなたについていろんな人達が話していますね。家族、友人、お世話になった人たちがあなたについて話をしているのです。
あなたのお葬式で、お世話になった人たちにどんな人だったと言われたいですか?
これを想像することで、自分の人生のあり方を考えることができます。人生のあり方を考えることができるからこそ、生きることに希望を見つけることができるというわけですね。
私の場合は、「あいつはいつも自分の好きなことをやっていて幸せそうだった」「常に家族のことを考える奴だった」と言われたいと思ったわけです。そういう人生を送ることができれば、絶対に楽しいと思えたんですよね。
毎日好きなことを仕事にして楽しく働くことができ、大切な家族やパートナーとの時間を過ごすことができれば、毎日絶対に楽しいって思ったのです。
これには根拠はないかもしれません。しかしながら、そうやって人生を終わりから描くことによって今後どうやって生きていくべきかを考えることができるようになるというわけですね。
どうすれば楽しい人生を送れるのかを考える
最終的に考えるべきことは、ここなんです。
生きることが辛いと感じていても、明日はやってきます。時間は確実に過ぎてしまうのです。だったら少しでも早く人生が楽しいと思えるようになりたいですよね。
私は、どんな人生だったら楽しいのかを考え、それを目指すことを決意しました。生きることを楽しむと決断し、自分の理想の人生を決めたのです。
それがフリーランスとして働きながら、家族との時間を優先にして生きていくことでした。だからフリーランスになることが大きな条件でした。
そのために仕事の合間や仕事から帰ってきてから時間をかけて、学ぶべきことを学んできました。そして学んだことをそのまま実践してきたのです。正直自分なんかがお金を貰っていいのかどうか悩むこともありましたが、感謝されながらお金をもらうことができるようになったわけです。
元々その仕事ができたわけではありません。最初は全くわからなくて何度も諦めようかと思いました。しかし、やっぱり理想の人生を送ることを決めたから、というより理想の人生を送りたいという気持ちが強くなって行動を続けることができたというわけですね。
人生のゴールから逆算して、ゴールに合った行動を続けなければ意味が無いのです。
「家族を大切にしていたいい奴だった」と言われたいのであれば、今から家族を大切にしなければそのゴールにたどり着くことはできません。
「好きなことを仕事にして楽しそうだった」と言われたいのであれば、今から好きなことを仕事にする努力をしなければそう思われないということです。
理想の人生が見つかったら、最後にはどうすればその理想の人生を送ることができるのかを考えて、行動すると今まで以上に生きることに希望を見つけることができるでしょう。
まとめ
私も生きることが辛くて仕方なかった人間です。正直この苦しみをわかってくれる人というのは、現実世界にはあまりいないんですよね。
特に辛いと感じている時ほど、周りは幸せそうに見えたり毎日充実しているように見えたりして、どんどん自分が惨めに感じて余計辛く感じます。
辛い時があったらまずは思いきって休みましょう。無理するのはやっぱり身体にも心にも良くないんですよね。甘えだって言われてもいいんです。人が何か言ってくることなんて聞く必要ありません。大事なのは、自分の身体であり心なんですから。
そして少しずつここに書いてあるように、自分のルールを変えること、やりたいことをやってもいいと思うこと、理想の人生を思い描くこと、それに向かって動き出すこと、というように自分の考え方を変えてみたり、生き方を変えてみたりしましょう。
大事なことは、自分の人生ですから楽しんでいいということです。我慢ばっかりしなきゃいけないわけじゃないのです。
あなたの人生ですから、人からどう思われるのかを気にして生きることを辞めましょう。
あなたの理想の人生はどんな人生ですか?
あなたの理想の人生を送るためには今から何をどうすればいいですか?
この答えが、生きるのが辛いと感じるあなたを助ける鍵になります。
ということで、生きるのがつらいと思っていた私が変われた7つの考え方…でした。