- 記事公開日 2015-11-26
- 最終更新日 2017-4-13
- 自分の性格を変える方法
- 自分が情けない
周りの人と比較した時、「自分が情けない」と感じてしまうことがあると思います。頑張ってなんとかしようと思っているのになかなか自分を変えることができなければできないほど、その辛さは増していくことでしょう。
この気持ちは私も実際に経験してきたのでよくわかります。ここでは、私が自分に対しての考え方を変えることができた方法を解説していきます。
目次
自分が情けないと感じる3つの理由
私達が自分に対して情けないと思う時の心理状況は、大きく3つあります。その3つの理由について考えていきましょう。
人と比べた時の劣等感
私たちは常に誰かと比較しながら生きている傾向にあります。学校生活の中では常に偏差値や学年順位、運動会などで比較されて生きてきましたよね。そして大事なことは、結果に対する劣等感ではなく、行動に対する劣等感を感じることが多いです。
テストの結果に対して劣等感を感じるのであれば、ほとんどの人は「次は良い成績を出したい」と思うので自然と勉強しようと心に誓うわけです。しかしながら、本当に重要なのはそこから勉強という行動をすることができるかどうか、なのです。
勉強をしなきゃいけないとわかっているのに、漫画を読んでしまったりゲームをしてしまったりして、結果的に勉強しなかった。そうなった時に強く劣等感を感じたり自分が情けないと感じたりするわけですね。
社会人になってもそれは同じではないでしょうか?例えば、結果を出している人は早起きしているというのを知って、「毎日30分早起きして読書する」って決めても朝になると眠気に勝てなくていつもどおりの時間に起きてしまう。そうすると、できている人と比べて自分は情けないと思ってしまうというわけです。
人と比べることは悪いことではありません。「この人には負けたくない」という強い意思から行動できる場合も多くあります。しかしながら、人と比べすぎてしまって行動できなかった時、自分に対して必要以上の劣等感を感じるのです。
自分の理想やあるべき姿とかけ離れている
完璧主義であったり自分に対する責任感が強い人は、理想やあるべき姿からかけ離れてしまうと、「自分はダメな人間だ」「自分が情けない」と考えがちになります。特にできて当たり前だと思っていたことができないと、強い劣等感を感じるかもしれません。
例えばサラリーマンとして仕事している場合、電話に出ることや電話をかけることなんて出来て当たり前の仕事だと思っている人が多いでしょう。しかしながら、苦手な人にとってはかなり辛い仕事です。それでも「電話の応対なんて出来て当たり前」という考えが染み付いている場合、電話が鳴ってすぐに受話器を取れない自分に情けなさを感じてしまうのです。
理想やあるべき姿が強くければ強いほど、できない自分に対して情けないと感じてしまうということです。
労働環境の変化から
労働環境は日々変わってきていて、非正規雇用者がどんどん増え、年功序列ではなく実力主義が当たり前になっていますね。この労働環境の変化についていけない人ほど、将来に不安を感じています。この将来の不安に対して何かできることをやらなきゃと思っているのに行動できない自分に情けなさを感じるわけです。
人によっては自分のやりたいことを見つけて、自分のスキルを磨こうと努力して生きていこうとしている人が多くいます。そんな人を見ていると本当に不安になりますよね。自分も何かしなきゃって思ってもそんな簡単に見つかるものでもないですから。
そういう意識の高い人を見ていると自分が情けなく思えてしまうというわけです。特に夢を持って頑張っている人を見ると応援したくなる気持ちもあるけど、すごく辛い気持ちになることもありますよね。私が非正規で働いていた時は、正社員で毎日意識高い人を見たりリア充を見たりするだけで、自分は情けないと思わざるを得なかったです。
自分が情けないと思わずに済む方法
それではこれから自分が情けないと思わずに済む考え方について解説していきます。少しずつ考え方を変えていくことで確実に楽になっていくはずです。
【できない】から目を反らし、【できる】に目を向ける
情けないと思う時ほど、自分にできないことばかりに目が向いてしまいます。そして、自分にはできることなんてないという考えに陥ってしまうんですよね。
日本人は基本的に自己主張することは苦手ですし、できることをできると言うことに恥ずかしさを感じたり、いけないことだと考えたりするんです。でも、本当はできることをどんどん主張した方が人生うまくいきやすいのです。
しかしながら、自分のできることを伸ばしたり身につけたりするよりも、できないことばかりに目が向いてしまって行動することを辞めてしまうのです。
まずは何もできないと思うことを辞め、できることを見つけたり身に付けることから始めるべきです。そのための方法について別記事の何もできない自分を劇的に変えるための6つの方法やできることがないと言う人は、身に付ける方法を絶対知った方がいいを参考にしてみてください。
比較することを辞め、自分を見つめる
人と比較することで自分の実力を測ることもあるわけですが、人と比較するから自分を低く評価してしまうこともあります。だからこそ人と比較することを辞めるようにしましょう。
人と比較することよりも大事なことは、自分を見つめて本当にやりたいことをやることです。「みんなやってるからやる」とか「周りの人に遅れを取りたくない」などの理由で行動を続けると、いつのまにか他人と比較して自分の短所を見つけてしまい、落ち込みやすくなるんですね。
しかしながら、自分のやりたいことを見つけてそれに向かっている時は他人と比較することもほとんどありません。自信を持って行動を続けることができるようになります。なんとなく周りがやっているから同じようにやるのと、自分の意思を持ってやるのとでは、行動のレベルが全く違うということですね。
そのためには、自分のことをしっかり見つめる必要があります。自分がわからないと悩む人でもやりたいことを見つける方法では、あなた自身がやりたいことを見つけるための方法を書いています。
自分の中にあるルールを変え、自分を大切にする
私たちは、これまで生きてきた中で知らず知らずのうちに様々なルールを作ってきています。
例えば、「勉強しなきゃいけない」「ゲームをやりすぎちゃいけない」「遊んじゃいけない」「手伝わなきゃいけない」「食べちゃいけない」「残しちゃいけない」「やらなきゃいけない」など。
これらって当たり前のようですが、誰にも迷惑をかけないことであれば、するべきなことでもしちゃいけないことでもないんです。やってもいいし、やらなくてもいいことだってたくさんあるんです。
私は大学の時、当然のように周りと同じように就活を始めました。就活をしなきゃいけないって思っていたからです。様々な企業の面接を受けなきゃいけないと思っていましたし、内定を貰わなきゃいけないから必死にやらなきゃって思っていたんですよね。でもそう簡単にはうまくいかないというわけです。
就職したい企業があればそこに向かって就活だって努力できます。しかしながらどこでもいいから大学卒業後は就職しなきゃいけないと思って就活していてもなかなかうまくいかないですから。
◯◯するべきだと思う必要はない
結局のところ自分を情けなく感じてしまうのは、こうあるべきだという姿から程遠いことが原因になることが多いのです。理想と現実のギャップに溝が出来てしまうのです。
だからこそ、こうあるべきだと考えることを辞めてみましょう。「普通はこうだ」とか「みんなやってるから」という安易な理由で行動しようと思っても、心がそこに向かっていないからうまくいかないのです。
肩の力を抜いて、あなた自身がやりたいことを見つけてやりたいことをやることが解決になるでしょう。
ということで、自分が情けないと感じて辛くなる理由3つと解決策3つ…でした。