- 記事公開日 2016-11-19
- 最終更新日 2017-8-9
- 自分の性格を変える方法
- 疲れる, 負けず嫌い
誰にも負けたくない、そんな風に思い続けることで疲れてしまっていませんか?
負けず嫌いなことは決して間違っているわけでもありませんし、ダメなことでも決してありません。でも、その負けず嫌いな性格が起因して心が疲れてしまうこともあるでしょう。
筆者も基本的には負けず嫌いな性格でした。負けず嫌いな性格だからこそ出来るようになったこともあったほどですから。でもその負けず嫌いが強すぎた結果、劣等感を強く感じ、努力を重ねても勝てない相手に絶望し疲れてしまったことがありました。
そんな経験から負けず嫌いで疲れない方法を考えるようになったのです。本記事では、負けず嫌いな自分の性格に疲れてしまった時に考えるべきことを紹介していきます。
なぜ人に勝ちたいと思っているのか?
そもそも何で人に勝ちたいのでしょうか?何で人に負けたくないのでしょうか?
それはプライドや見栄の可能性がありませんか?
人よりも良い学校に行きたい
人よりも良い会社に入社して働きたい
人よりも良い生活がしたい
人よりも大きな家に住みたい
人よりも良いクルマに乗りたい
人よりも良い◯◯がしたい
そういったことで人に負けたくないと思っていませんか?
筆者はよくそんなことを思っていました。受験の時なんかは人よりも良いところに進学したいと思っていましたし、就職活動では人よりも大きい会社に入りたいと思って努力してきました。
それなりに良い学校に進学することもできましたし、それなりに良い会社に入ることができたと思います。でも私の心は疲れていたのも事実です。というのも、上には上がいるからですよね。
どんなに見栄を張って努力をしても、勝てない相手というのは存在します。どんなに勝ちたいと思って努力を続けても勝てないのです。そんな相手を目の前にした時、「これだけ努力してきたのに・・・」って思うんです。そしてドッと疲れるのです。
つまり、そういう見栄とかプライドとかで人と張り合っても完璧に勝つことはできないんですよ。すべての頂点に立つことができるのはたった1人しかいないわけですし。
幸せになるために本当に必要な物は何か?を考える
人よりも良い会社に勤めること?
人よりも良い家に住むこと?
そういったものを手に入れても実は満たされることはほとんどありません。だって幸せを感じるのは人よりも優位なことでしかないからですよね。サラリーマンの平均月収よりも稼ぐことができ、マイホームを持ち、平均よりも良い生活ができているから幸せだと感じるのは、人の物差しで幸せを図っているに過ぎないからです。
本当の幸せって人と比較することではありません。心の中で「幸せ」と感じることができれば、それは幸せなのですから。もし、人と比較することで本当に幸せを感じることができるのであれば、それはそれで良いでしょう。でも、人と比較するということは、自分よりも上の存在がいれば幸せにはなれないということになります。
だからこそ人と比較するよりも大事なことは、「好きなことをやること」「好きな人と一緒にいること」など、人と比較する必要のないことで幸せを感じることができるかどうかということです。
好きことを仕事にしている人たちは共通して人生を楽しんでいます。サラリーマンの平均月収よりも少ない場合もあるでしょう。それでもそこに劣等感を感じることなく楽しく生活しているのです。
優劣によって自分を判断せず、自分の好きなことをやればいい
人よりも自分が優っていると感じることで心の安堵を手に入れることは確かにできます。筆者が幼少期の頃でも、人よりも優っていることがあるとそれだけで優越感に浸ることができていました。
筆者はそれなりに運動も勉強もできていたので小学生くらいまでは自分にはできないことなんてないと思っていたほどでしたし。
もちろんそれとは反対に人よりも劣っていると感じると劣等感に悩まされることも多くありました。そしてそれが努力によって解決することができないとわかると一気に疲れます。
中学生高校生くらいになれば、運動でも勉強でも自分よりもできる存在がわんさかいます。それこそ高校の部活なんかではインターハイに出るような高校と対戦してボロ負けして同じ高校生相手に超劣等感を感じたものです。負けず嫌いなので努力しましたが、そこには埋められない差があったのです。
で、当たり前ですが、勝てるものもあればどんなに努力しても勝てないものだってあるわけです。究極的に考えると、トップに立つことができなければ、負けず嫌いな性格の人というのは疲れてしまうのです。
もちろんトップに立つことができそうというのが実感できていれば、努力を続けることもできるでしょうし、決して諦めることも疲れることもないでしょう。でも、負けたくないって気持ちだけでどうにかなる世界は限られているんです。
じゃあどうすればいいのか?というと、「努力し続けることが苦にならないくらい好きなことに取り組むこと」です。
好きじゃないことで人に負けたくないって思っていても、相手が好きなことだったら勝つことは難しいんです。だって相手は好きなことだから努力し続けることが苦にならないからです。
具体的には、あなたが勉強するのが嫌いだけど、誰にも負けたくないからって頑張り続けても、勉強が好きで好きで仕方ない人に勝つのは難しいということです。だって相手は勉強が好きだから勉強することに苦痛を一切感じないのですから。
だからこそ、あなたも好きなことをやればいいのです。
私たち人間は、人それぞれ好きなことが違います。
料理するのが好きな人、掃除するのが好きな人、物を作るのが好きな人、洋服が好きな人、カメラが好きな人、ゲームが好きな人、音楽が好きな人、映画が好きな人、いろいろな人がいますよね。
だからこそあなたも好きなことをやればいいのです。好きなことをやっている時というのは、基本的に優劣を考えずに済みますから。
負けず嫌いで疲れちゃうのは、競い合うのが好きじゃないことだからです。勉強するのは好きじゃないけど、人に負けたくないって理由だけで頑張るから疲れるのです。勉強するのが好きじゃないなら、別に勉強好きな人に負けたっていいんですよ。あなたはあなたの好きなことを頑張ればいいんですから。
もちろん自分よりも上手な人がいると負けたくないって思うことはあるかもしれません。でもそれが好きなことだったら努力するのは苦痛じゃなくなりますよね?私は好きなことであれば、努力するのは苦痛じゃないということに気付くことができました。
やりたくないことだからこそ努力するのは大変ですし、その努力する理由が人に負けたくないってだけだとどうしても辛くなるのです。
でも好きなことであれば意識せずとも努力するようになりますし、努力しようと思う理由はもっと上手になりたいからといった人と比較する理由ではありません。だからこそ疲れることなく、上達することに純粋な喜びを感じるようになるのです。
あなたも好きなことを見つけてみてください。今よりもずっと気が楽な生活ができるようになるはずです。
好きなことを見つける方法については、以下の記事を参考にしてみてくださいね。
自分がわからないと悩む人でもやりたいことを見つける方法
まとめ
負けず嫌いな性格によって疲れることもたくさんあったことでしょう。私も今までに負けることはかっこ悪いことだと思っていました。だからこそ誰にも負けたくないって思っていたのです。
人と比較して勝った負けたをつけることはできません。人に勝つことでしか幸せを感じることができなくなってしまうと常に誰かを意識して生きていかなくてはならないので辛くなります。
だからこそあなた自身が好きなことを大事にして、「私はこれが好きなんだ」と自分を認めてあげるようにしましょう。そして好きなことをやっている時間に幸せを感じられるようになれば、今まで以上に生きやすくなるでしょう。
ということで、負けず嫌いな性格に疲れると感じた時に考えてほしい3つのこと…でした。