- 記事公開日 2016-11-21
- 最終更新日 2017-4-13
- 自分の性格を変える方法
- やめたい, 負けず嫌い
自分自身が負けず嫌いな性格だということをわかっていて、その性格を変えたいと思ってきたことが何度もあるでしょう。
特に日本人はネガティブな人が多いので、自分の性格を好きになることができない人が多いですから、負けず嫌いな性格が嫌になることもあるでしょう。
負けず嫌いな性格をやめたい直したいと思う時、どんなことをすればいいのかどんなことを考えるべきなのかを本記事では紹介していきます。ぜひ参考にしてみて下さい。
何で負けず嫌いな性格を辞めたいと思ったのか
そもそもなぜあなたが負けず嫌いな性格をやめたいと思うようになったのかを考えてみましょう。
考えられる限りの理由をできるだけリストアップしてみて下さい。
例えば・・・
- 一喜一憂するのが嫌だから
- 他人と比較して生きていくのが辛いから
- 劣等感をもう感じたくないから
- 人の不幸を笑うような自分の性格の悪さに嫌気がさしたから
などの理由が上がってきたかもしれませんね。
大事なことは正直に自分の心と向き合うことでしょう。筆者も小さなころから負けず嫌いな性格でした。常に誰かと比較し、自分の方が勝っていると感じることでなんとか心の平静を保ってきました。特に小中高くらいまでは運動も勉強もできる方だと感じていたのでいたって穏やかな精神状態でしたね。
しかしながら社会に出れば自分にできることなんて大してほとんどないことに気付き、自分よりも能力の高い人間に対して常に劣等感を感じていました。そのひとつのきっかけになったのは新卒で入社した会社をわずか数ヶ月で退社してニートになったことも大きな原因でした。その後フリーターになったのですが、その間も正社員の人たちと自分を比較して常に劣等感を感じていました。
自分は誰にも勝つことができないと感じるようになり、ものすごく毎日が辛かったのです。負けず嫌いだからこそ多くの人たちに負けているという事実が辛くのしかかってきたのです。
あなたにも負けず嫌いをやめたい理由があるはずです。その理由を知ることは自分自身を知る上では非常に大事なことになるはずです。
負けず嫌いをやめるためには相手の良いところを認める
これまで生きてきてどんな人に負けたくないと思っていましたか?友達でしょうか?会社の同僚でしょうか?兄弟姉妹でしょうか?恋人でしょうか?それとも自分自身でしょうか?
負けず嫌いな性格な人の場合であれば、身近にいるすべての人に負けたくないと感じるかもしれませんね。筆者はそうでした。常に誰にも負けたくないという気持ちの中で生活をしていたのです。そしてすべての周りの人に負けたような気がして辛かったのを覚えています。
負けず嫌いな性格を直すためには、勝ち負けを意識しないことが最も大事です。「相手よりも優れている」「相手よりも劣っている」など、そんな風に考える必要はなくて、「自分は自分、人は人」そんな風に思えるようになることが大事なことなんですね。
A君という友達に負けたくないと思っていたとしましょう。でもあなたにはA君にどうしても勝てないことがあるわけです。例えば、A君の方があなたよりも足が速い。あなたはA君よりも速く走れるようになりたいと思っているかもしれません。でも、A君にはできなくてあなたに出来ることも必ずあるはずです。あなたは歌うのが上手でA君は音痴かもしれませんからね。
つまり、負けず嫌いな性格を直すためには、相手の良いところを認めることなのです。そしてそれは自分の弱さを認めることでもあります。ここで大事なことは「別に負けてもいいや」と思えばいいと言っているのではなくて、「相手の方が優れている」「相手は素晴らしい」そんな風に思うことが重要だと言っているのです。相手を称えたり尊重したりする姿勢のことですね。
よくいるじゃないですか、自分が負けたからって相手のことを悪く言うような人とか、屁理屈を言うような人とか、いいわけするような人とか。そういうのを言っている人ほど負け犬の遠吠えに聞こえます。そして当然そんなことを言っている自分にも嫌悪感を抱くでしょう。「自分の言っていることって超ダサいな」って。
だからこそ大事なことは、「相手を認める」ということなのです。「あいつに私が負けるはずがない」そんな風に思って努力するのも正しいかもしれませんが、相手を認めることでそこから学べることもたくさんありますし、負けず嫌いな性格によって疲れることもなくなるでしょう。
私はこのことをフリーターをしばらく続けて心に余裕が出来てからわかるようになったのです。
それまでは「こんなやつに俺が負けるわけない」ってなぜか偉そうなことを思っていたこともありましたね。しかしながら、負けることっていくらでもあるんですよ。営業成績でこんな頭の悪そうな奴に負けるわけがないって思っていても、実際には私よりも雑談が上手だったりゴマをするのが上手だったり営業トークが上手だったり本番に強かったり。
そこで言い訳しても意味がないんです。事実相手の方が結果を出しているわけですから。じゃあ何ができるかっていうと相手の素晴らしいところを認めることなのです。そして相手の素晴らしいところはどんどん盗むのが良いでしょう。
負けず嫌いを辞めるためには自分の弱さを認め、自分に負けない心を持つ
相手の良いところ、素晴らしいところを認めることも大事ですが、自分の弱さを認めることも大事です。自分の弱さを認めてそこからどう改善していくのかを考えるべきなのです。当然一流のアスリートだって負けず嫌いだからこそ結果を出している人も多いでしょう。でもそれは相手の素晴らしいところを認め、自分の弱さを認めた上で努力してきたからです。理由もなく自分の方が優れているとも考えないですし、相手に負けたからって言い訳するようなこともないでしょう。
相手のことを認めると同時に自分の弱さを認めることも相当重要だということです。そして自分の弱さに打ち勝つことが、負けず嫌いを上手に活かす方法でしょう。つまり自分に負けないということです。負けたくない相手を他人ではなく自分自身に変えていくことができるようになれば、あなた自身も大きく成長することができるでしょう。
私は他人に負けたくないという負けず嫌いから自分に負けたくないという負けず嫌いに変わることを意識するようにしました。今までは負けたくないという気持ちを相手にぶつけていて負ければ自分には才能がないとか自分には向いていないとか、そんな風にくよくよすることもありましたし、他人に不幸なことが起こると嬉しく思ったことも何度もありました。
でも、すべての関心事が自分自身になったことによって、自分自身が成長することを最優先に考えるようになったのです。相手が誰に負けようが関係ありません。人と比較することはあっても優先的に考えることは自分自身を成長させることだけですから、相手より良いから喜んだり、相手より悪いから嘆いたりすることはなくなったわけです。すべては自分のためです。
自分の成長だけを考えるようになることで、今できることにも優先的に取り組むことができるようになります。少しずつ成長していくことが楽しいと感じることができるようになれば、誰かと比較して疲れるようなことはなくなるでしょう。自分自身のために時間を使っていきましょう。
まとめ
負けず嫌いな性格というのは決して悪いことではありません。しかしながらその負けず嫌いな対象を自分自身に変えていくことが大事なポイントですね。
他人と比較し続けても意味がありません。なぜな他人とあなたが違うのは当然だからです。あなたにはあなたの得意なことがあるはずですし、他人には他人の得意なことがあるからです。だからこそ他人と比較して喜んだり嘆いたりするのではなく、自分の成長をもっと感じるべきだということですね。
たった一度の人生ですから、自分自身の成長を喜びましょう。できるようになることが増えること、知らなかったことがわかること、そういったことが増えるだけで人生楽しく感じます。
ということで、負けず嫌いをやめたいと思った時に絶対考えてほしい3つのこと…でした。