人のために生きるということと、自分のために生きるということ、どちらを選ぶべきなのかわからなくなることもありますよね。
自分のために生きることは自分勝手でわがままだと感じる人もいるでしょう。でも人のために生きるなんて偽善だと感じることもあるはずです。
結局この2つの考え方はどう違うのか?そしてどちらを選ぶべきなのか?についてこの記事で解説してみました。
人のために生きるとは
まずは人のために生きるとは、どういうことなのかを考えていきましょう。
自分を犠牲にする
人のために生きるということは、自分を犠牲にして生きていくということです。
本当はやりたいわけじゃないけど、自分勝手な人とか自分さえ良ければそれでいい人と思われるのが嫌だからこそ自分を犠牲にしてでも人のために行動するのです。
私はずっと人のために生きることが正義だと思っていました。自分のやりたいことをやっちゃいけないと思って生きてきたんです。
だからこそ仕事を選ぶ時は本当に苦労しました。利益目的の企業に入社するのではなく、高齢者のために働ける施設などに入るべきだとずっと思っていたのです。しかしながら、親には大企業に入れと言われ続けました。
そんな狭間にいたので、自分のやりたいことを考えることすらダメだと思っていたんです。
我慢しながら人のためにやるのは偽善
でも、自分が我慢して人のために行動することは偽善です。
自分の精神状況や経済状況などを犠牲にして、ストレスを抱えながら人のために行動し続けるのは絶対に続かないのです。
私は人のために仕事をするべきだと思って、障害のある子どものために働いていたことがありました。子どもたちや親御さんたちに感謝される度に、自分のやっている仕事が人の役に立っているんだって思っていたんです。
でも長時間続けていくうちに自分のストレスが強くなっていたのを感じました。我慢して人のために生きていたからです。我慢して人のために行動することが正しいと思っていたのに、続けることができなくなるほどのストレスを感じていたんですね。
人のために生きている人たちは確かにかっこいいです。でも、続けることができなくなってしまったら、結局人の役に立つどころか人の世話になってしまうんですね。
精神的な疲れが溜まっていれば上司や先輩に迷惑をかけることになるでしょう。身体的な疲れが溜まれば医者の世話になります。また、金銭的に困れば親族に借りることだってあるでしょう。
人のために生きるは大切ですが、我慢してはいけないのです。
自分のために生きるとは
では、自分のために生きるということはどういうことでしょうか?私は人のために生きることを辞めて自分のために生きるようになりました。
その違いについて解説していきます。
自分のやりたいことをやる
自分のために生きるということは、ズバリ自分のやりたいことをやる人のことです。
やりたい仕事をやる、勉強したいことを勉強する、など自分の思いに正直に答えることが自分のために生きる、ということです。
社会は自分のやりたいことや好きなことをやっている人たちのことを、自分勝手な人とか、自分さえ良ければいいと思っている人とか、自己中とか、あらゆる言葉で批判しがちです。でも批判されるのは羨ましいからなんですよね。
例えば、お笑い芸人になりたいとあなたが思ったとしますよね。きっと家族やまわりの人たちは反対するでしょう。
そして人のためになる仕事とお笑い芸人を比べるはずです。どっちの方が安定するのか、そしてまわりからどう思われるのか、ということを考えるんですね。
私は仕事というのは、基本的に人のためになるものしかないと思っています。お笑い芸人として仕事をすることだってたくさんの人のためになります。お笑いを求めている人の役に立つこともできるでしょう。またお笑い番組を作っている人たちは、お笑い芸人さんがいなかったら仕事にならないわけですから。
つまり、自分のやりたいことをやったとしても人のためにならないことはないのです。
人の役に立ちたいと思ってやるのが貢献
そして自分のやりたいことを通して「人の役に立ちたい」と思うことが本当の貢献だと思うんです。
あなたは一切我慢せずに人の役に立つことができるし、相手は喜びます。つまり、自分のやりたいことを通して相手のために行動することが重要だということですね。
私はこのサイトを運営すること自体が自分のやりたいことです。そしてこのサイトを通して沢山の方から「参考になりました」という意見を頂いています。
やりたいことを本気でやれば、必ず人の役に立つことができる、ということなのです。
まとめ
私たちは人にどう思われるかを気にするあまり、自分のやりたいことをやるよりも、他人のためにやることが大事だと思っています。その方が人からよく思われると教育されてきたからですね。
でも、本心から人のために行動したいと思わなければ、必ずストレスを抱えることになります。
つまり、我慢して人のために行動することが美徳ではない、ということです。
自分のやりたいことを素直に受け入れ、そのやりたいことを通して仲間や大切な人のために行動すれば、必ず生きやすくなります。