- 記事公開日 2014-12-11
- 最終更新日 2017-4-13
- 自分の性格を変える方法
- 価値観, 克服, 劣等感の強い人
この世の中には劣等感を感じない人はほとんどいません。
みんな何かしらに劣等感を感じながら生きているわけです。
「◯◯さんがうらやましい」「●●さんみたいになりたい」
それなのに自分ときたら・・・
そんな思いが生じる原因には「価値観」が大きく影響しているわけです。優劣をあなたの価値観で決めているからですね。
つまり、あなたの価値観を変えていく、もしくは優劣を考えないことが大事になってくるわけです。
価値観とは?
価値観とは、簡単に言うと「何を大事にしているか?」ということです。よく価値観が合わなくて離婚するなんてことを言いますけど、価値観が合わないことによって人間関係というのは簡単に崩れてしまうわけです。
旦那さんは「仕事」を何よりも大事にしていても、奥さんは「家族との時間」を大事にしている。それが原因で言い争いになって離婚する。これがドラマなんかではよくあるパターンですね。
じゃあその価値観がどう劣等感と結びついているのかを説明していきます。
価値観と劣等感
劣等感の強い人は、自分には価値がないと感じることが多いです。実際にはそんなことないにも関わらず、そう強く思う傾向があるわけです。
例えば、小さい頃から厳しく育てられてきた人は、劣等感が強い傾向にあります。
学校のテストで「どうしてこんな問題もわからないんだ!」と責め立てられたことがある人は
「こんな問題もわからない自分はダメな人間なんだ」と自然に考えるようになります。
そして同じ問題をスラスラっとできちゃう子がいたり、「●●くんは、簡単にできるのに」と言われたりすると
「自分はダメな人間なんだ」と感じやすくなります。
そのため、何かにつまずくたびに「自分は価値のない人間だ」と劣等感を強くしてしまう傾向があるわけです。
その背景には、「何事もできて当たり前」という価値観が自然と埋め込まれているからです。
そんな価値観を持っている人は、「●●しなきゃいけない」と考える傾向が非常に強くあります。それにもかかわらず、●●できない自分に劣等感を感じることが多々あるわけです。
例えば、「就職活動を必死にやらなきゃいけない」と自分を追い込みながらもなかなか内定がもらえず、
「自分はどこにも必要とされていないんだ」と強く劣等感を感じるようになってしまうわけです。
「なんでもできて当たり前」という非常に理想の高い価値観を持っている人に多いというわけです。
劣等感を感じないために
劣等感を感じる人は自分に自信がない場合がほとんどです。人と比べて自分が劣っていると感じ、落ち込んでしまうわけです。
ですから劣等感を感じないためには、「人と比べないこと」「価値観に対する考え方を変えること」です。
結局のところ、人と比較するから劣等感を感じるわけです。ですから、徐々に人と比較する必要のないことを理解していけばいいわけです。そのためには、他の人にできなくて自分ができることを見つけたり、自分の得意なことを見つけたりしていけばいいわけです。
また、価値観に対する考え方を変えるということは、違いを優劣だと考えるのではなく、個性と考えることです。
例えば内向的な性格の人は、外向的な性格の人と比べた時に劣等感を感じる人が多いわけです。
「あの人のように誰とでも話ができることがうらやましい・・・」と。
しかしながら、内向的な人にも魅力はたくさんあります。
「好きなことに熱中することができる」「深い人間関係を構築できる」「分析力に長けている」などなど
様々な性格的特徴があるわけです。
ですから、外向的な性格が優れていて内向的な性格が劣っているわけでは決してないわけです。この2つの違いはあくまで個性だと考えるべきです。
そのような考え方をすることができるようになると自分の得意なことが見つかり、次第に自分に自信を持つことができるようになっていくわけです。そのような考え方を持つことで劣等感を感じなくなるでしょう。
まとめ
劣等感を感じる人の特徴は、「人と比べてしまうこと」「真面目な性格」「優劣という価値観を持っている」ということが挙げられます。
すべてを一度に克服することはできませんが、少しずつ考え方をシフトしていくといいでしょう。
人には必ず得意なことがあります。その得意なことを伸ばしていくことを大事にしていけば、必ず自信になるでしょう。
ということで、劣等感の強い人が克服する方法…でした。