- 記事公開日 2017-4-15
- 最終更新日 2017-4-15
- 自分の性格を変える方法
- 原因, 完璧主義, 対策
完璧主義な性格に悩んでいて、何が原因になるのか気になりますよね。
私もいまだに完璧主義に近い性格をしていますが、原因と対策を自分で考えたら、少し生きやすくなりました。
もしあなたが完璧主義に悩んでいるのであれば、この記事に書かれている原因と対策を読むことをオススメします。必ず楽になるでしょう。
目次
1.自己評価が低い
完璧主義な性格をしている方は、子どものころから完璧な結果しか褒めてもらえなかった経験が大きく関係しています。
常に結果だけを評価されてきたのです。過程を褒めてくれることはありません。だからこそ完璧にこだわり結果にこだわります。
「完璧じゃないと評価してもらえない」と思っているからです。
私自身完璧主義な性格で、子どもの時からです。結果だけを評価されてきたからですね。
運動会で徒競走6人中4位という結果で褒めてくれることはありませんでした。本気で走ったのに褒めてくれなかったことは今でも覚えています。
そういう経験から完璧にできないと評価されないと思ってしまうんです。だから完璧にこだわるんです。
でも大人になると、完璧にできることがなくなってきます。テストもなくなりますしね。そうなると、「自分にしかできることがない」って思ってしまうんです。
本当は好きなことも得意なこともあるのに、完璧じゃなきゃダメだと思っているから「自分にはできることがない」って思ってしまうんです。
「完璧じゃなくてもいい」とまずは自分を許そう
まずは、完璧じゃなくてもいいと自分を許してあげましょう。
完璧だけが評価されると思うのはもうおしまいです。完璧じゃなくてもいいんです。自分で自分を認めてあげましょう。
完璧にこだわるのではなく、自分の好きなこと得意なことに時間をもっと使うために、まずは「完璧じゃなくてもいいよ」と自分に言ってあげるんです。
2.理想が高い
完璧主義の人は、自分の理想が高い傾向にあります。「完璧じゃなきゃいけない」と思い込んでいませんか?
- 「朝は早く起きなきゃいけない」
- 「仕事をもっと頑張らなきゃいけない」
- 「休日は将来のために勉強しなきゃいけない」
- 「身体を鍛えなきゃいけない」
- 「節約しなきゃいけない」
そんな風にありとあらゆる課題を自分に押し付けて、理想の高い自分になろうとしていませんか?
確かに理想を高く持って向上しようとすることは大切なことです。でも、一度にそんなに多くのことを完璧にこなすことは無理な話です。
私は社会人になったばかりの時に、一度に以下のような多くのことを完璧にこなそうとしすぎました。
- 営業成績トップ
- 研修のテスト成績トップ
- 毎日6時に起きてカフェで勉強&仕事終わりにカフェで勉強
- 休日も同じように起きて勉強
そんな風にいきなり完璧を求めすぎてしまったんです。その結果、3ヶ月くらいで自分が何を目指しているのかわからなくなって辛くなり辞めました。
でも辞めた途端今度は完璧にできなかった自分に嫌気が指してうつ気味になったんです。
高すぎる理想が完璧主義の原因になりますし、その理想を完璧にこなし続けるのはやっぱり無理なんです。
時には休んでみよう
高い理想を持つことは大事な事です。でも休むこともものすごく大事な事です。
時々でいいからきちんと休むことを意識してみて下さい。完璧主義な性格の人にとって休むことは勇気のいることですが、休むことで得られることはたくさんあるはずです。
3.完璧な自分しか認められない 完璧な自分だけが好き
完璧にこなす自分はかっこいいですよね。頑張っている自分や何でも完璧にできちゃう自分が好きだと思いますよね。
自分のことが好きなのは素晴らしいことです。
でも完璧な自分だけが好きということは、完璧にできない自分が嫌い、失敗する自分が嫌いということでもあります。
その「完璧じゃない自分が嫌い」という感情が完璧主義の原因になるんです。
私が小学生のときのことです。漢字50問テストをやるというのを先生から聞かされていたので、必死に書いて練習していました。テストは完璧にできたと思って自信満々だったんですけど、返ってきたら1問だけ間違っていました。98点です。
この時本当に自分が嫌いだと思いましたね。完璧にできなかったことへの悔しさもありますし、ミスをした自分が許せなかったんです。
自分にできないことがあると嫌いになりませんか?それは完璧主義の原因です。
どんな自分でも愛してあげよう
「完璧な自分が好き、できない自分は嫌い」
そんな風に思わずに、どんな自分でも愛してあげましょう。人間ですから失敗することの方が多いですし、失敗することで成長できるんです。
自分を愛することで必ず生きやすい人生になります。
4.責任感が強い
また、誰かのために完璧にこなさなきゃいけないと思うことも完璧主義の原因になります。
会社や上司、同僚やお客さんのために一生懸命やることは大切なことですし、素晴らしいことです。
でも、何でもかんでも言うことを聞いてやることが正しいわけではありません。あなたにはあなたのやるべき仕事もありますし、あなたの仕事を手伝ってもらうことだって必要になることもあるでしょう。
営業だって上司の力を借りることは非常に大事なポイントです。自分だけで契約を取りたい気持ちはよくわかります。でも、上司に同行してもらえばもっと楽に契約を取ることができる場合もあるでしょう。
何でも自分ひとりで完璧にこなそうとすることも大事ですけど、周りを頼りながらうまく仕事していくことも大事なんです。
自分がやればそれで済むという場面もあるでしょう。それはあなたの責任感の強さの表れです。
でもたくさんのことを抱えすぎているのに、すべてを完璧にしようと思ったらあなたの身体と心が壊れてしまいます。
自分を大事にしよう
だからこそ自分を大事にしてあげましょう。
責任感の強さからたくさんのことを引き受けてすべてを完璧にこなせば、確かに評価されます。でも一度にいろんなことをこなしていることは誰も評価してくれません。そこまで見てくれる人はいないんです。
だったらひとつのことを必死にやるほうが評価してくれるでしょう。
自分を大事にしてあげて下さい。何でも自分がやればいいというわけではないのです。
完璧主義をやめるには、自分を許し自分を愛する
完璧主義を辞めるために1番大事な事は、「完璧じゃなくてもいい」と自分を許しどんな自分でも愛することです。
「完璧じゃなきゃいけない」というのはあなたが勝手に感じてきたルールです。別に完璧じゃなきゃいけない理由なんてないんです。
そう思えるようになれば、人生が一気に楽になりますよ。
ということで、完璧主義になってしまう4つの原因と対策…でした。