何をやってもうまくいかない。パートナーとの関係も悪い。いつも孤独を感じる。仕事も勉強も休日もつまらない。遊んでもつまらない。気付くとため息をついている。朝が来るのがしんどい。etc…
これらはすべて過去の私が抱えていた悩みです。もはや疲れてしまって何もかも終了したい気分になるんですよね。「終わらせてこの疲れた気分から開放されたい」そう思うことがあるんですよね。
私は過去長い期間、人生に疲れたって思っていたんです。でも、今は全く思わなくなりました。そこには成長がありました。思考を変え、自分にかける言葉を変えました。そして、結果として行動が変わり人生が変わったのです。
私が何を考え、どんな言葉を自分にかけ、どんな行動を取ってきたのか?すべて話します。
目次
変われると思ったきっかけは、高橋歩さん
元々高橋歩さんとの出会いは高校生の時。本屋さんでかっこいい表紙と写真に惹かれて中をちょっと読んでみたらワクワクして買ったのが始まりでした。それからはたまに読んでいたものの、気づけば本棚で眠っていたんです。
そして、僕が最も人生に疲れたと思っていたのは、大学を卒業してからでした。就活戦線をなんとか乗り越えて内定を貰い、入社。
これからがんばるぞって思っていたわけですが、同じ毎日の繰り返しと、飛び込み営業という自分に全く合っていない恐怖とストレスの仕事をしていくうちに、自分が何のためにやっているのかわからず、これがあと40年も続くのかと思うと絶望してしまって、会社に行くことが恐怖でしかなくなってしまったわけです。
朝になると吐き気に襲われて、満員電車の中で気を失いそうになることもありました。単純に社会不適合者だったんです。当時は人と話すのが大の苦手で人見知りの激しい人間で、怒られることにトラウマを持っていて、セールスすること=悪いことだと思っていたのです。
気づけば長いこと笑っていませんでした。心から楽しいと思うことなんてなかったんです。そしてふと帰りの電車のつり革に掴んでいる自分の姿を見て、愕然としたのを覚えています。スーツもカバンも靴もそして顔もボロボロでした。
「俺がなりたいのってこんな自分だったの?」
なりたい自分なんてずっとわからなかったけど、こうじゃないって思ったんです。
彼の言葉を聞いて、変わりたいと思った
そんな辛い毎日を繰り返していた時に、同僚の一人が高橋歩さんのファンだということを知りました。
「音楽とダンスをしながらあちこち旅して自由に生きるのが俺の夢なんだよね」って言っていたんです。そこで今までずっと本棚で眠っていた高橋歩さんの本を思い出したわけです。
僕は夢を持ったことはありませんでした。親に言われた通りに生きてきました。親にとっての自慢の息子にならなきゃいけないってずっと思っていました。それこそが「いい会社のサラリーマンになること」だったわけです。中学生の時からずっとそう言われてきたのです。そして自分でもそうじゃなきゃいけないって思っていたんですね。
でも、高橋歩さんの本を読んだ時に、「かっこいいな~」って思ったし、「こんな生き方ができたらいいなあ」って思ったんです。つまり、自分には縁のないことと割り切っていたということです。
「夢は逃げない。逃げるのはいつも自分だ。」
これは高橋歩さんの名言の一つです。この言葉が自分の中に刺さったんですよね。
僕には夢がないってずっと思っていました。
でも実は、好きなことを仕事にして自由に生きていきたいって思っていた自分が、心の奥底にいたんです。
やりたいことが明確になっているわけじゃないけど、楽しい人生を送りたいって思っていたんです。
そしてそんな夢から逃げていたのは、自分だったんです。
親に大反対される。怒られる。そもそも無理だろ。現実的じゃないし。そんなことができるのは、ごく限られた人間だけだろ。俺みたいな奴にできるわけない。
そんな言い訳ばっかりして我慢して生きて、不適応になって、人生疲れたって思って。
逃げてばっかりいたわけです。
だからこそ、この言葉を読んだ時に、「変わりたい」って心から思ったんです。自分らしく楽しく生きていきたいって。
ニート生活の不安と希望
そしたら、もう会社に勤める理由が見つからなくなってしまって、その1~2ヶ月後には辞めました。意外にあっさり辞めれるもんなんだな~って思ったのを覚えています。
そしてニートです。これからどうするべきか何にも決まっていないのにニートになってしまったのです。
正直なところ、毎日精神的に不安定でした。「辞めて良かった!俺はこれから好きなことを仕事にする」って思う時もあれば、「何で辞めちまったんだよ。お先真っ暗だ・・・」って絶望する日々です。
でも自分を安心させるため、そして自分を変えるために心の安定を図ろうとしていたのが
「俺はできる人間だ」と思うようになったということでした。
スーパーポジティブ
正直、自分をポジティブに捉えなければ、人は不安で押しつぶされてしまいます。だからこそ、少しでも気分が良い時には、「自分は出来る人間だ」って思うようにしていました。
深夜になれば、「俺はこの先どうするんだろ・・・」って考えすぎてしまってどんどんネガティブになってしまいます。でも、昼間になれば、なんとか気分も少しだけ明るくなって「俺はできる人間だ」ってスーパーポジティブに思ってバランスを取っていたわけです。
当時やっていたことは本を読むことくらいしかなかったのですが、今思えばこの時期が大切だったと感じます。
俺ならできるって声をかけた
とはいえ、そんな状況で生活していても何もできないまんまなんですよね。
何かできるようになるために、学んで実践すればいいんですが、何一つとして行動をしていません。だからこそ、自分で行動できる人間にならなきゃって思っていたのです。
そして自分に暗示をかけるかのように自分自身に声をかけるようになったんですよね。
鏡の前で「お前ならできる」って何度か言うようになりました。
声をかけたことによる効果
松岡修造さんのように熱く大きい声でかけたわけではありません。正直小さい声でボソって言ったくらいです。でも、そうやって声をかけるだけで自分に自信が湧いてくるんですよね。
気分が著しく低下してうつ傾向にあるときって多分自分の顔を鏡でよく見ないんですよね。というか見たくないと思う人が多いはずです。私も出来る限り鏡に写る自分なんて見たくなかった。
でも、そういう時に鏡の前に立って、お疲れ様って言葉をかけることとか、大丈夫って声をかけてあげるだけで気持ちが楽になることってあるんですよ。頑張れって言葉が辛い時はそんな言葉をかけなくていいんです。
(ちなみに僕は頑張れって声をかけて頑張っていた時期もありましたが、相当辛かった)
こうして自分自身に声をかけてあげることは相当大きな効果があります。根拠の無い自信が湧いてくることもあります。でもそれがスーパーポジティブになる第一歩なんですよね。都合の良いように解釈していいんですよ。
誰かに迷惑をかけることでもないんだし。
そしてとにかく勉強するようになった
「俺ならできる」「私ならできる」そう思えるようになってくると、それなりに行動力が上がってきます。夢を叶えたいって思いがどんどん大きくなり、とにかく今できることをやろうって思うようになったんです。
本を読んだ
自己啓発書と言われる本を本格的に読むようになりました。学生時代からたまに読むことはあったのですが、自分の夢を叶えるためには自分で収入を得る力を手に入れるべきだと思うようになったわけです。
当時からいろんなブログを見ていればよかったのですが、当時は書籍が正しい情報だと信じていたので本屋さんに行って購入して読んだり、図書館に行って借りて読んだりしていました。
セミナーにも行った
この時初めてセミナーにも行きました。人の話を聞くのはもともと好きでしたが、お金を払って聞いたのは初めてで、すごく必死に聞いていたのを覚えています。この時のセミナー講師は女性でしたが、すごく輝いている印象を受けました。
こういう生き方がしたいって強く思ったのを今でも鮮明に覚えています。
金が尽き、フリーター。そこで学んだこと
いろいろ学びに貪欲になっていても、自分がどうすればいいのかはいまだにわかりませんでした。お金もないし、具体的なビジネスプランも出てこない。次第に「やっぱり俺には無理なのかも」って思うことは何度もあり、人生辛い、疲れたって思いもなくなったわけでもないんですよね。
そして当たり前ですが、生活していればお金はなくなります。結局バイトせざるを得なくなったから、疲れたって思いが出てきたのもあります。なんでかって同い年の女の子が社員として働いているから、劣等感を感じずにはいられません。そして自分より年下に仕事を教えてもらうことにも劣等感を感じていたんですよね。
でも、そこのバイト先の責任者の話はすごく面白くて参考になる話をたくさんしてくれました。人間に関すること、教育に関することなど様々なことを教えてくれました。
そして、日々考えたことや学んだこと、試してみたこと、1日の反省、良かったことなど、何でもいいからノートに記しておく癖をつけろ、それが必ず自分の財産になると教えてもらったのです。
一つのルーズリーフに綴っていた
初めて自分でノートを書き始めました。今までは、授業やセミナーに参加して書くくらいしかなかったわけですが、本を読んだ感想を書いたり、映画を見た感想を書いたり、考えたことを文字にしたり、そういったことをするようになったわけです。
それ以外には、バイトをしていて良かったことや改善した方が良かったことなどを書いていくことで、確実に仕事に対する姿勢が変わってきたんですよね。自分では、真面目に取り組んでいるつもりであっても改善するべき点というのが見つかると、もっと頑張ろうって思えるようになるわけですからね。
更新頻度は少ないけど、気ままに書いていた
とはいえ、最初から毎日できたわけじゃありません。長ければ1ヶ月近く書かなかったこともありました。つまり、日課としてやらなきゃいけないって思わず、ふと思い出した時に自由気ままに書いていたわけです。
それこそ、将来については何度も考えました。どんなライフスタイルを送りたいのか?どんな仕事をしたいのか?そんなことを考えてはノートに綴っていました。ノートには、やりたいことやなりたい自分についても書いていましたし、やりたくないこと、なりたくない自分についてもただひたすらに書いていったわけです。
そうすると、字を見るだけで自分の心理的状況が結構わかってきます。精神的に不安な時には字が乱雑になっていたり、筆圧が強かったり。逆に心が穏やかな時ほど、字も穏やかで丁寧に書くことができているんですよね。
次第に自分の進みたい道が見えてきた
そうしてしばらく書いているうちに、段々と自分がやりたいことが見えてくるようになりました。意外に私達が考えてることって毎回同じようなことだったり、似たようなことだったりするわけです。それが価値観でもありますね。
私は以下のようなことを考えていました。
楽しい人生を送りたい
1度しかない人生、とにかく楽しく送りたい。こう考えることが強くなりました。生きていくためには仕事をしなきゃいけないですよね。当然お金がかかるわけですし。
でも、やりたくないことをやっている時間がもったいないって思うようになっていたんです。給料のために自分の時間を犠牲にして生きていくことに大きなデメリットを感じていました。
お金持ちになって豪遊したいとまでは思いません。そうではなく、自分の時間を有意義に過ごすことができ、何のストレスも抱えずに生きていくことができるようになりたいって思うようになったのです。
自分が好きだと思える仕事がしたい
とにかく好きなことを仕事にしている人たちは、すごく輝いているように見えました。というか輝いていたんです。セミナーに行けば、自分の好きなことを仕事にしている人たちの話を聞くことが出来るわけです。
そこでつまらなそうに話をしている人って当たり前ですが、誰一人としていないんですよね。そして誰かにやれって言われてやっている人もいないので、本当に楽しそうなんですよね。
そういう人たちを見ているうちに、「俺もこうなりたい」「好きなことを仕事にして生きていきたい」って本気で思うようになりました。それがある意味自分の夢となり、夢を叶えたいと決断したからこそ行動に変えることができたわけです。
自分の好きなこと、得意なことがわからない
とはいえ、好きなことって何だろう?得意なことって何だろう?
これらのことがどんなに考えても出てきませんでした。だからこそ、ここの壁には相当な時間がかかってしまったんですよね。自分に向いていること、自分が本当にやりたいことは何だろうって考えても考えても出てこなかったわけです。もちろんこれが好きかもしれないと思っても、自分にはできないかもしれないって思ってしまうんですよね。
いろいろ考えました。洋服が好きだからショップを開いて経営してみたいと思うこともありましたし、コーヒーが好きだからカフェを経営してみたいと思ったこともありました。でも、自分には経営ノウハウもお金もないから出来ないって諦めモードになることもよくあったんですよね・・・
専門性のあるスキルを身につけておけばよかったって思ったんですよね。それこそ「英語がペラペラに話すことができればよかった」とか、「プログラミングやHP制作できるスキルを身に付ければよかった」「料理の専門に通って調理師免許を取得すればよかった」などと後悔するような気持ちや、好きなことに向かって頑張っている人を羨むばかりだったんですよね。
でもスキル取得は今からでも遅くない
何かに挑戦しようと思っても「自分にはできない」「専門性がないからできない」と思うことは誰にでもあります。転職を目指している人やこれから就職しようとしている人も思うはずです。誰もが新しいことを始めるのは、勇気がいることなんです。
でも「どうせ自分にはできない」「我慢するしかない」「諦めるしかない」って思ってしまうと、人生に疲れたと思うこともありますし、つまらないって思ってしまいがちです。事実は私はそうでした。
小さい頃からサラリーマンになるべきだと教えられて、少しでもいい会社に行くためには少しでもいい大学に入らなきゃダメだと言われ、それだけを目指して勉強していた私には、好きなことも得意なこともなかったんです。
でも今言えることは、「スキルとか専門性なんて、今から学べばいい」ということなんですよ。人生に遅いも早いもないんです。やりたいこと、やってみたいことが見つかったならやってみるべきだということですよね。
正直なところ、自分の人生に疲れたと思っている人は、自分で人生を疲れるものにしているということなんです。
人生に疲れないために
人生を変えることができなくてこのまま生きていかなきゃいけない、それが大変だって思うのはよくわかります。私もそういう経験をしてきて、何で自分の人生はこんなに辛いんだろうって思いました。
それにもかかわらず、自分の望み通りの人生を送ることが非常に困難に思えたんですよね。好きなことを仕事にするなんてごく一部の限られた、そして選ばれた人間だけができることだと思っていたわけです。
自分には、能力がないから、お金がないから、余裕がないから、時間がないから、って言い訳ばっかりしてたんです。でも、その言い訳って本当に理由になっていますか??自分で勝手に決めつけてないですか?
素直になること
お金とか時間とかを取っ払ったら、素直に「やりたい」って思うことができますか?私はお金さえあればなんとでもなると思っていました。だからこそ、お金がないからって理由で諦めることは何度もあったんですよね。
でも、お金がなかったとしても好きなことを仕事にしたいって思いがあれば、なんとかなります。私は好きなことをずっとずっと探し続けて気付いたことが、こうして文章を書くということだったわけです。
もちろん文章を書くことは好きになったわけですが、得意ではないですし、インターネットのこともブログのことも一切わからない素人でした。でも正直今の時代、お金がなかったとしても本気で学ぼうと思えば学ぶことができますし、学ぶためのお金を本気で工面すればいいだけの話です。
お金がない・時間がないというだけで、やりたいことを諦めることほどもったいないことってないんです。やりたいって気持ちが少しでもあるなら、絶対やってみるべきなんです。だってたった1度しかない人生なんですから。
まとめ
人生に疲れることなんて誰もがあります。そしてその疲れたって気分から楽しいって気分になるまでには相当な時間がかかってしまいます。私は自分なら出来るって声をかけ始め、本を読み、セミナーに行き、自分の考えを書いていくうちにようやく自分の好きなことは文章を書くことなのかもしれないって思ったわけですから。
もちろん文章が得意なわけでもないですし、今でも自信があるわけではありません。
それでも、書いているだけで楽しい気分になるのは間違いないんですよね。そして、文章を書くことを仕事にするためにはどうすればいいのかをひたすらに学んできました。お金がなくて学ぶことができないと思ったこともありましたが、どうしてもやってみたいって思ったら行動することができたんです。
大事なことは、あなたならできると自分を信じてあげること、そして自分のために行動することです。
そうすれば、必ず自分のやりたいこと、やってみたいこと、好きなことが見つかっていくわけです。そして少しでも思ったのであれば、言い訳をせずに自分の気持ちのまま進んで欲しいのです。
必ず楽しい人生が待っています。
コチラの記事では、人生を楽しく生きるためのヒントを書いています。
⇒人生つまらないと感じる人へ、楽しく生きたいなら参考にしてほしい
ということで、「人生に疲れた」と思ってた僕が変われた方法を全部話します…でした。