私は自分のやりたいことがわからなかったので、大学卒業後に企業の営業職に就きました。文系を卒業した自分には営業職か販売職しかないと思っていたのです。
しかしながら、実際に営業をやってみて明らかに自分には合っていないんじゃないか?ということを思いました。私は飛び込み営業だったので、それが怖かったのも覚えています。
だから割りと早い段階でこのまま営業職をやっていったとして、何か残るのか?ということを徹底的に考えました。その結果、辞めることを決断したのです。とはいえ、それで順風満帆だったわけでもありません。辞めたいと思っているのであれば、辞めた後のことを考えるべきです。なんだかんだ仕事しなければ、生きていくことは困難ですからね。
ということで、営業を辞めたいと思った時に考えるべきことを解説していきます。
何で営業を辞めたいのか?
そもそもですが、何で営業を辞めたいと思うのでしょうか?
- 人と話すのが苦手だから
- 上司に詰められるのが辛いから
- なかなか成果を挙げられないから
- 会社の商品やサービスを良いものだと思っていないから
- 接待が嫌だから
- 飛び込み営業が怖いから
様々な理由がありますよね。
もしかしたら、他の会社での営業だったら成果を挙げられるかもしれませんし、あなたが心から好きなものであれば、営業するのも楽しくなるかもしれません。
もちろん接待のない会社だって実際にあるでしょう。
つまり、営業職という仕事が問題じゃなくて、会社の方針とか、営業している商品やサービスがあなたに合っていない場合もありうることですよね。
だからこそ、あなたが営業を辞めたいと思う理由を整理してみましょう。
私が営業を辞めたいと思った理由は、人に話しかけることが怖かったからです。人と雑談するのが苦手だったのです。もちろん成果を出すことができなければ、上司に問い詰められますから、それも大きなプレッシャーとなって逃げたいと考えるようになってしまったのです。
あなたの場合は、なぜ営業を辞めたいと思っているのでしょうか?何が嫌なのかが明確になると、次の仕事を選びやすくなります。
今の会社の営業職を辞めてどんな仕事がしたいのか?
次に考えなければならないことが、どんな仕事がしたいのか?ということです。
「営業はやりたくないし、潰しが効くからとりあえず何か資格でも取って転職しよう」という考えでは、絶対にモチベーションを保つことはできませんし、失敗します。
資格を取るのであれば、その仕事に絶対就きたいという断固たる決意が必要になります。資格を取ることだって簡単なことではないですし、とりあえず資格を取って転職活動しても、絶対にこの仕事に就きたいという思いを持った人に勝てるわけはないのですから。
だからこそ、あなたが営業職を辞めてどんな仕事がしたいのかを明確にする必要があります。ここはまだなんとなくでいいですから、簡単に考えてみましょう。
- 誰を相手にした仕事なのか?
- 何を扱う仕事なのか?
- 好きなことは何か?
- 何時間でもやっていられることは何か?
これらの質問に答えられるものから答えてみましょう。もちろんすべての質問にはっきりと答えることができるのであれば、やってみたい仕事が明確になるのではないでしょうか?
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人生で成し遂げたいことは何?
次に仕事だけではなく、もっと広く人生単位で考えてみましょう。
具体的にあなたが人生で成し遂げたいことは何でしょうか?夢はありますか?
恥ずかしがる必要はありません。あなたが人生でこういうことをやってみたいと思うことがあるのであれば、それを絶対にやるべきなのですから。
ベンツに乗ることも立派なことですし、マイホームを買うことも正しいでしょう。お金持ちになることよりも、家族とたくさんの時間を共有したいと思う人もいるでしょう。
もちろん、趣味の時間をたくさん確保したいと思うこともいいですし、好きなことを仕事にしたいと思うのもいいですよね。
世界一周旅行に出かけてみたいと思うことだって素晴らしいです。もちろん社長になりたいという野望を持つことだっていいですし、海外支援をしていきたいとか、ビジネスで地元を復興させたいと思うのも素晴らしいです。
そういう、あなたが人生でこれだけは成し遂げたいと思うものがきっとあるはずです。毎日の仕事に追われているとそんなことを考える余裕がないでしょう。でも、辞めたいと思った時に考えなければ、いつ考えることができるのでしょうか?
今の営業職を続けることに希望を持つことができず、絶望しているのであれば、絶対に考えるべきことです。できるだけ悩まずに答えを出す方法は、素直になることです。
「どうせできない」「無理だ」「反対される」「バカにされる」、そんな風に思うから、自分の人生を考えられないのです。人にどう思われるかとか、できるかどうかじゃないのです。「やりたいかやりたくないか」です。
あなたがやりたいことをやる人生こそが充実した人生ではないのでしょうか?どんな些細なことでもいいから、やってみたいことを100個くらい出していくと、自分の人生が変わっていきますよ。
その成し遂げたいことができる仕事はどんな仕事?
人生で成し遂げたいことを明確にするのは、そこまで簡単なことじゃないでしょう。でも、これには時間をかけて下さい。あなたの人生ですから、充実して楽しいものにするのもあなた次第です。
そしてやりたいことが明確になっていくと、きっとあなたに合った仕事が見つかっていくはずです。その仕事に資格がいると分かれば、資格取得のために迷いなく動き出すことができるようになるでしょうし、モチベーションに左右されなくなります。
結局のところ、人生で成し遂げたいことが明確になれば、それらを達成するための仕事が必ず見つかるのです。たった一度の人生ですから、あなたが成し遂げたいことを優先したほうがいいでしょう。
辞めるのか続けるのかの選択はどっちも正解
つまり、人生で成し遂げたいことが今の会社の営業職で叶える事ができるのであれば、辞めずに続けるという選択だって正解なわけです。
辞めたいと感情的に思って、何も考えずに辞めてしまうと収入がなくなって不安になりますからね。
だからこそ、自分の人生をもっとしっかり考えてみましょう。やりたいことがわかれば、やりたいことにまっすぐ突き進むことができるようになりますからね。
まとめ
営業職を辞めたいと思うことは、決して悪いことではありませんから、不安にならなくて大丈夫です。営業ができなくても他に向いている仕事は必ず見つかります。
その向いている仕事というのは、あなたが人生を通してやりたいことに必ず繋がっているでしょう。
私は何度か転職もしていますし、フリーターも経験しています。もっと早くこの考え方ができれば、今の大好きな仕事にたどりついたんじゃないかなあと思います。
決して焦ることはありません。しっかり自分の人生を見つめて素敵な人生を送ってくださいね。
ということで、営業を辞めたいと思った時に絶対考えるべき4つこと…でした。